2020-11-08

出光美術館へ

出光創業史料室

出光佐三が使っていた机

出光創業の歴史年表

2Fの企画展示室

さて、この日は涼しかったので、門司港レトロに隣接する「出光美術館」へも足を運んでみました。

宗像市出身の超絶偉大な人物、「海賊と呼ばれた男」でも話題となった「出光佐三」について、また、出光の創業から現在に至るまでを知ることができる、こちらの美術館。

1F右手奥の出光創業史料室では、実際に本人が使っていた机や、年表、会社の資料やミニチュアなども展示されており、満州鉄道で起こった事件のことや敗戦後の復活劇なども解説されております。

この日、2Fでは「狩野派と桃山の華」という企画で、絵画や工芸品も展示されておりました。

室町時代〜江戸時代まで、歴史を彩った屏風絵の数々と工芸品はもちろん現物の本物!

美術館なので写真はお見せできませんが、こればかりは実際に生でご覧いただくことをお勧めします。

兎にも角にも、迫力満点です!

出光美術館HPより

クライマックスはもちろんここ!

ハリーポッターではありません

案内板

アインシュタイン氏の写真

食堂もあります

足と頭がクタクタで、この日最後になりましたが、最後にして最も楽しみにしてた場所、「旧門司三井倶楽部」へ!

こここそ、あの人類が生んだ世紀の天才物理学者「アルベルト・アインシュタイン」が実際に泊まった場所なのです。

「成功者になろうとするな。価値のある人間になれ」

などの名言もたくさん残しております。

哲学者でもあった彼がずっと行きたいと思っていた国の一つが日本だったそうで、国内のとある出版社による講演の依頼によりやっとの念願が叶い、全部で43日ほど滞在したそうですが、最後に宿泊した場所がこの「門司 三井倶楽部」です。

時は1922年、大正デモクラシー真っ只中の日本に向かう船の上で「ノーベル賞受賞」の知らせを聞いたらしいので、日本滞在中はさぞかしご満悦の、それでいて世界人類の平和と親善を願っていた氏の心境が慮られます。

アインシュタイン博士も使った(!?)2Fへ上がる階段

復元された部屋の中

復元されたベッド

タイルは当時のままだそうです

同じく2階に、門司出身の女流作家、「放浪記」でお馴染みの「林芙美子記念資料室」もあります。

こちらは写真が一切禁止ですのでお見せできませんが、直筆の原稿やメモ帳なども展示されており、見応え十分です!

  • 門司港レトロHPより

最後に

人力車も

大連友好記念館と展望台

おしゃれなお店がたくさん

他にも見所はたくさんありますが、1日で全て回りきれないので、次回の”お楽しみ”に取っておくことにしますが、復元されたものだけでなく、当時のままの建物や街並みが残ってる場所も多いので、「隠れスポット」なども、実はたくさんあるのかもしれないですね。

昔、関門橋や関門トンネルが無かった時代は、九州最北端のこの場所が、アジアの大陸や欧米との貿易の、九州における拠点となっており、三菱や三井などの財閥の支店がたくさんあり、大変な賑わいだったそうです。

その面影が街のいたるところに残りつつも、どこか寂しい、今の日本を憂いているかのようなノスタルジックな雰囲気を醸す門司の街。

未来の明るい日本を夢見て、当時の欧米列強と渡り合った人たちの、強い心意気と魂のようなものが残るこの土地で、松尾芭蕉の一句が思い出されます。

夏草や 兵どもが 夢の跡

車だと、九州道を使えば宗像市から1時間ほど。
電車だと、直通であれば1時間ほどで着く門司港レトロ。

宗像市〜福津市周辺であれば、ちょっとした休みの日や、思い立った時にすぐに行ける観光スポットとして、オススメです!

門司港レトロインフォメーションはこちら

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