2020-11-08
大正時代へタイムスリップ!?
現在、映画「鬼滅の刃」が大HIT中で、漫画の連載自体は終わってるにも関わらず、10日間での映画史上最速の興行収入を突破し、このままのペースだ200億円越えするのではないかとも言われているそうです。
この作者、実は福岡県出身なんですね。
そう思うと親近感も沸きますが、2016年から週刊少年ジャンプで連載され始め、単行本の方も普通に好調だったのですが、昨年2019年にTOKYO MXでアニメが連載され、それが火付け役となり、現在の全国的な流行へと繋がったそうです。
あまり詳しいことは分かり兼ねますが、ここまでHITしているとなると、調べないわけにもいかず、実際のアニメを観るのが一番ということで、現在、Amazon Primeなどを使って「全集中」で勉強中なのであります。
このアニメの舞台が「大正時代」ということですが、大正時代って、どこかイメージが薄い気がしますよね。
実際15年しかなかったのですが、実はこの短い期間に、戦後の日本の礎となるような文化や思想が芽生え始めてます。
それが「大正デモクラシー」と呼ばれてるものですが、そんな時代を少しでも感じてみたいということで、昨日は門司港にある「門司港レトロ」へ行ってまいりました。
あいにくの天候で、青空がパァ〜っと広がるような写真は撮れませんでしたが、「コロナ禍」と「鬼滅ブーム禍」で、雲時々雨の週末の様子、どんな具合か感じて頂ければ幸いです。
街並の様子

国の重要文化財「門司港駅」

門司港レトロのMAP

大正6年建造の三井船舶門司支店
明治維新後、急に欧米の文化が入ってきたのが大正時代。
不動産業種的には、ガス・水道・電気の整備が始まり各家庭に普及したのもこの時代で、玄関横に洋風の応接室が作られるようになったのも、この頃です。
食べ物も様変わりし、欧米のカレーやオムライス、ステーキなどが食卓に並ぶようになったことから、スプーンやフォーク、ナイフなども同時に普及するようになりました。
そんな時代を意識して作られてるのが「門司港レトロ」ですが、実際に周囲には明治〜大正時代に建てられた建造物がそのまま残っているので、雰囲気的にも十分に「大正」を感じることができます。
まずは定番の「焼きカレー」

有名人オススメの!?

卵とチーズたっぷりの焼きカレー

メニューも色々

これにやられました
「上戸彩さんが地球が滅亡する前に最後に食べたいカレー」という看板を見てこのお店へ。
なんとも単純な動機で選んだのですが、「焼きカレー」のお店はそこら中にあるので、おそらくどこに入ってもそんなに大差はないのかと思われます。
この「BEAR FRUITS」さんでは、ビーフ入りの「焼きカレー」を注文しました。
普通のカレーと違って表面がカラッと焼いてあるので風味も香ばしく、カレー自体も水分が抜けててトロっとしてて濃厚で、そこにチーズと卵が絡み合ってるので、とても美味しくたべさせて頂きました。
「焼きカレー」は、昭和30年代にこのあたりの喫茶店で出されたのが始まりとされてるそうですが、「焼きカレー」自体、どこでも食べられる様なものでもないと思いますので、発祥の地というより、名産品、名物料理、といったところでしょうか。
これを食べるのを目的にしてもいいぐらい美味しいので、是非おすすめです!
九州鉄道記念館

九州鉄道記念館

九州鉄道の起点だった場所

間近で!
この「門司港レトロ」、見所はたくさんあるのですが、まずはここがオススメです。
理由は、門司港というこの地が、明治〜大正、昭和初期にかけて、港町と鉄道という関係をバックに、どの様に発展を遂げたかを知ることができるからです。
それを理解した上で、改めて120年の歴史を持つ「門司港」の風景を見てみると、余計にロマンも広がります。
他にも昔の列車が間近で!



入り口からまず機関車が目に飛び込んできますが、昔懐かしい列車もたくさん並んでます。
現在40代以上の方であれば、昭和50〜60年代によく目にした電車や、学生時代に乗ってた電車の車内などもじかに見ることができ、タイムスリップでもしたかの様な不思議な気分になりますよ!
それぞれの車両の解説もあるので、普段何気なく乗ってる電車も、たくさんの歴史や人々の努力の賜物であることが、よ〜く理解できます。
感動の連続!本館へ!

明治24年の建物
九州鉄道会社の本社の建物が、「本館」となります。
この中が九州鉄道の博物館のようになっており、見所がたくさんあるのですが、まず、建物自体が明治24年に建てられたもので、不動産に関わるものとしてはそれだけもびっくりなのです。
写真の案内図だけだと分かりづらいので、実際に中の写真もどうぞご覧ください。

本館の中

明治自体の客車の様子
九州鉄道の「大パノラマ」は、実際のミニチュアの鉄道を走らせながら、映像と音声の解説付きで、歴史や列車のことについて、説明してくれます。
建物や電車がとてもリアルに再現されており、子供達も大喜びのようでした。
解説が始まる時間は、あらかじめ決められているそうでなので、詳しくは館内の案内所で聞くのが良いと思います。

日本の鉄道の歴史年表や、実際に使われていた資料、昔の切符なども展示されており、見所はたくさんあります。
一つ一つ見ていくだけと、軽く1時間ぐらいはかかりそうな量です。
汽笛の音の実体験ができるコーナーや、写真資料スペースもあり、大人から子供まで幅広い層の方が楽しめます!
子供さん大喜びのミニ列車

実際に小さな列車を運転している気分になれる、ミニ鉄道がこちら。
3人乗りなので、お子さんと同乗してお楽しみできます。
私はさすがに大人2名だったので遠慮しておきましたが、お子さん連れの方は列を作ってたくさん乗っておられました。
続きは後編へ!