2021-12-09
今日の宗像市は風も比較的弱く、朝からさっぱりとした青空が広がっております。気温は日中で16~17度前後と、車の中ではエアコンも要らないようなポカポカ天気となっております。
さて、来年の税制大綱がとても気になる今日この頃ですが、現政権、総裁選や衆院選の時は「分配」だの「新資本主義」だの言っておりましたが、やってることは企業への賃上げ要求(笑)。笑えないですけどね。
住宅ローン減税については「現状を4年間延長した上で、1%→0.7%へ引き下げ、期間を延長」との報道が出てますが、先日の記事にも書いた通り、中古住宅についての期間はそのまま、というなるかもしれません。そうすると、明らかに増税策。
具体的には、所得税(住民税)の上限までが控除の限度なので、影響を受ける方と受けない方に分かれますが、少なくとも期間が据え置きであれば、中古住宅に関してはマイナス圧力であることに変わりありません。
住宅ローン減税 控除率0.7%に引き下げへ 期間は延長の方向(毎日新聞)
年間、最大で19万円の下げ幅、10年間では190万円、結構な額だと思います。それじゃなくても一部物価の高騰(燃料代)や社会保険料などで負担が大きいのに、月に1万円強のマイナスは消費者心理的にもかなり影響が出るのではないでしょうか。
というわけで、弊社で現在ご紹介しております中古住宅3本柱、一斉に値下げいたします!
1890万円
1950万円→1890万円
1690万円
11790万円→1690万円
2230万円
2350万円→2230万円
ただ、中古住宅に関しては、耐震性能を満たしてることが条件となります。
【国土交通省HPより】一定の耐震基準を有する住宅が対象となることから、中古住宅の場合は、以下のい ずれかを満たすことが必要です。 (1)木造:築後20年以内、マンション等:築後25年以内 (2)耐震基準適合証明書等で一定の耐震基準を満たすことが証明されたもの (3)既存住宅売買瑕疵保険に加入していること ※(2)の書類については、中古住宅の取得の日前2年以内に当該証明のための家 屋の調査が終了していることが条件となります。 ※(3)については、中古住宅の取得の日前2年以内に当該保険契約を締結している ことが条件となります。
また、借入の限度額が2,000万円であったり、10年以上のローンが必要であったりと、色々な上限がありますので、一般的に流通してる中古住宅に関しては、そもそも「住宅ローン減税の適用外」という現状もあります。我々業者が物件の買取りや査定を行う際、その点も考慮して金額を査定しておりますので、今回の税制改正が直接的に影響することは少ないと思います。また、現段階の案では4年間延長した上で、となってはおりますが、いずれにしても景気全体に与える影響がプラスでないことは確かです。
今のところ懐が寒くなるような政策ばかりが検討されてるようですが、来年の参院選に向け、野党の頑張りにも期待しつつ、景気のいいお話を聞きたいものですね!