2020-12-10

杖立温泉

熊本県と大分県のちょうど県境にある「杖立温泉」

宗像市からは大分道を使い車で2時間ちょいかかりますが、この度、せっかく政府が用意してくれた「Go to」を使い、ありがたく行かせていただきました。

日帰りでも十分行ける距離ではありますが、泊まりで行くとのんびり楽しむことができる小旅行にはちょうど良い温泉郷でもありますので、宿泊した宿も一緒に、ご紹介して参ります。

場所はこちら。

温泉の効能は!?

まず、温泉の効果について。

杖立観光協会のHPから抜粋したところ、

[ 杖立温泉の効能 ]
泉質:弱食塩泉
温度:98度〜100度
適応症:リュウマチ、皮膚病、神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、痔疾、冷え性、病後回復期、疲労回復、健康増進、切り傷、やけど、肥満病、美肌作用
禁忌症:発熱時、飲酒後、悪性腫瘍、貧血、重い心臓病、呼吸不全、腎不全、出血性疾患、妊娠中(初期と後期)

となっております。

その前に、温泉がなぜ体に良いかという単純な疑問についてですが、これは、”温泉の成分が皮膚から体内に入り、毛細血管を拡張したり、血流を増加させる作用があるから”だそうです。

これを踏まえ、杖立温泉の効能を改めて見てみると、どれもとてもありがたい効能ばかりのようですが、杖立温泉の特徴として、

中性に近い弱アルカリ性の弱食塩泉で湯ざわりのやさしさが魅力。
肌にうれしい天然の保湿成分といわれる「メタケイ酸」を多く含み、
肌なじみがいいお湯といわれています。

とあります。

確かに、お湯を触った感触が真水はもちろん、他の温泉とは違った独特の「ぬめり」のようなものを感じます。
表現が難しいのですが、この辺りも温泉の気持ち良さ、なのでしょう。

また、HPでは、

そもそも、ここ杖立温泉のはじまりは1800年以上前の仲哀天皇の時代に遡ります。
仲哀天皇の御子をみごもっておられた神功皇后が、筑前の宗像で産気づきます。
その時現れた白髪の老人が「これより東南に川をさかのぼると霊泉がある。
これを汲み産湯に用いれば皇子は千歳の寿を保たれるであろう。」と告げたそう。
それを聞いたお付きのものが、険しい山々を越え一筋の湯気を見つけ皇后のもとへ持ち帰り、産湯として奉ったこの霊泉こそが杖立温泉。
そして生まれたのが後の応神天皇だったと伝えられています。

産湯とは、生まれた赤ちゃんが初めて入るお風呂のことだそうですが、なんと、宗像市とも強い繋がりがあるんですね。

ただ、宗像の釣川をいくら遡っても山にしか辿り着かないような気がしなくもないのですが、他に川でもあったんでしょうかね。確かに宗像から見て東南の方向ではありますし、地形の違いや、伝承の伝わり方、解釈などにもよるのでなんとも言えないところではありますが、弘法大師空海の句も残ってるほどですので、歴史的にとても深い温泉であることは間違いなさそうです。

Goto使って杖立温泉”ひぜんや”へ

杖立温泉ひぜんや

変わらないこの見た目。外観だけでもホッとします

フロント

フロントの位置が少し変わりましたね

お部屋はこちら

ちょっと贅沢なお部屋です。Go toありがとう!

さて、今回の旅行は、私個人的にもとても思い出のある旅館「ひぜんや」へ。

物心つく前から、いや、祖母の代から(もしかするとその前から)お世話になってるこちらの旅館。

日田I.Cを降りて、街を抜けて山を上がっていった先の方にあるので、都会の喧騒を忘れてのんびりでき、施設内の設備も充実しており、何より温泉が気持ちいいという理由で、こちらを選びました。

金額の方は、2人で34200円(税込)。

こちら、今は「Go to」で安くなっていることもあり、さらに8千円分のクーポン券まで着くので、実質26000円ほど。一人当たり13000円。これは安すぎです。

出てくる料理や設備、温泉、サービスを考えると、ほぼタダのような感覚になるほどです。

おそるべし「Go to キャンペーン」

まともに払えば55000円ほどするちょっぴり贅沢なこちらのコースがこのお値段ということで、大変お得になってます!

ただこのキャンペーン、終わった時が恐ろしいですが、その話しはまた別の機会で。

豪華絢爛な料理の数々

ブリのしゃぶしゃぶ

釜飯

サイドメニューも豊富です

鉄板焼きの肉類

細かなメニューは日替わりで変わるようですが、この日はこんな具合でした。

基本的にはビュッフェ形式ですが、メニューによっては目の前で焼いてくれたり、調理してくれるスタイルです。

❇︎現在、新型コロナの影響もあり、「半分ビュッフェ形式」のスタイルになっております

アルコール除菌やマスク着用などの対策もバッチリで、安心して食事を楽しむことができます。

もちろん、食べる時以外はマスク着用!などのようなことも言われることなく、みなさん、自由におしゃべりやお酒を楽しんでらっしゃいました。

味の方はもう言うまでもないかと思いますが、魚介類も新鮮で、肉類も豊富!
付け合わせやサイド料理の一品一品がとても美味しく、食べ放題のビュッフェ形式なのでむしろ”食べ過ぎ”の方が心配(!?)なぐらいです。

朝食もバイキング形式ですが、メニューの方はパン類や焼き魚、乳製品系が多く、さっぱり目ではあります。

この日は鍋物でだご汁、サイドメニューに煮付けや団子類、イカの刺身に焼き魚といった感じでした。

大浴場も種類が豊富!

館内には大浴場が二つ!

迷路みたいな館内ですが、そこも楽しみの一つです

最大の楽しみ、大浴場をご紹介します。

ただ、脱衣所〜風呂場は撮影禁止なので、HPでご覧いただければと思います。

ひぜんやホームページ

館内には大浴場が2種類、肥後の湯豊後の湯があります。

また、シャトルバスで数分のところに「吉祥の湯」という露天風呂があり、全部で3種類。

それぞれに浴槽の種類も豊富で、温度も微妙に違ってたりするので、気分や体調によって入り分けることができます。

途中、休憩する為のベンチや椅子、水分補給用の飲料水も用意されてるので安心です。

この日は、「肥後の湯」がメンテナンス中だった為、普段は別料金がかかる「吉祥の湯」が無料でした。

さらに2R目の入浴は、「鬼滅の刃」に出て来そうな幻想的な雰囲気の通路を通って家族風呂へ。

「豊後の湯」まで入ろうと思ってたのですが、さすがに脱水症状気味だったので断念しました。

幻想的な雰囲気です

最後に

今回は、せっかくの機会だったので「Go to」を使って行って来ました。

クーポン券は、館内での飲食(酒類など)や、お土産屋さんでも使えるので、1万円ぐらいはすぐに使い果たしてしまい、とても便利です!

ただ、先ほども述べましたが、「Go to」の期間が終わった後、はどうなんでしょうね。

反動減が来そうで怖いものがありますが。

今のところ、来年の6月まで延期、の方向で政府が調整しているとのことです。

長く続くと良いんですがね、予算の問題もあるのでなんとも言えないところではあります。

ちなみに、「ひぜんや」さんの予約状況は、週末はほぼ満室ですが、平日は比較的空きがあるとのことでした。

マスクや密の回避、経済の低迷…等々で何かとストレスの溜まる現代ですが、ウイルスに対してはワクチンより何より、免疫力を付けることが第一です。

風邪やインフルエンザのウイルスはそこらじゅうを舞っており、鼻の穴に数本つくこともザラですし、トイレで体内に入り込むことも珍しいことではありません。

問題は、その時免疫力が落ちていればウイルスが繁殖してしまう、ことなんです。

じゃらんでも口コミ4.6点と超高得点の「ひぜんや」さんで温泉に浸かって、ゆっくりした時間を過ごし、異空間を楽しんで免疫力UP!

是非「お湯の呼吸」でこの冬を乗り越えましょう!

<ひぜんや>
住所
熊本県阿蘇郡小国町下城4223
電話番号
0967-48-0141
アクセス
車で日田ICより40分・日田バスセンターよりバスで50分・国道212号線沿い
コンビニまで徒歩5分以内
福岡:車以外/福岡市博多駅より直行バス
車/九州自動車道鳥栖JCTから大分自動車道へ~日田IC~大分方面へ。国道212号線に入り約30分
熊本:車以外/阿蘇よりバス50分
車/九州自動車道鳥栖経由~熊本IC~熊本ICより57号線を阿蘇方面、ミルクロードから212号線にて。
パーキング
有り(無料)※ 車 ⁄ 当館にはバイク駐輪場がございませんので、バイクでのご来館はお断りしています。

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