2020-04-22

昨日に引き続きまして、本日は住宅地の価格変動について。

都市圏においては、ここ7〜8年ほどほぼ横ばいが続いてたのですが、この騒動において今後どのような変動があるのかは、意見が分かれるところでもあります。

コロナの影響というよりは、人口減少や都市部への一曲集中という、人口の流動性そのものの影響を受けてますので、大きな変動はないのではないか、というのが、大まかな予想です。

実際、宗像市、福津市における中古住宅や土地の取引も、以前とそこまでは変わっていない(か若干鈍った!?)ぐらいであり、感触としてはむしろ「いい家(土地)があれば」すぐに売れていく、といった状況です。

アメリカではすでにリスクオンの雰囲気が漂ってるそうで、夏までに中国の工場が回り始めれば建築材も流通してくるので、より活気も出てくるのではないかと見てます。

今日さきほど、宗像市の「日の里団地内」をぐるっと車で回ったところ、建築中の戸建てを何軒か見かけたので、一応、進んではいるようです。

出典:野村不動産アーバンネット実勢調査

あくまでも首都圏ではありますが、2017年ごろから、ほぼ横ばいになってるのが分かるかと思います。

マンション価格は3倍まで跳ね上がったにも関わらず、住宅地の価格はあまり変動しておりません。

ただ、こちらも4月1日時点ですので、この先はまだ見通しがつきません。

実際、リーマンショック時よりも経済が止まっており、世界恐慌以来の景気後退、リセッション、スタグフレーションなどとも言われてる中、予想できる人がいるわけがないのですが。

「このような時は、こうすべきです」と、いくらYouTubeやSNS上で声高に叫んでも、そもそも誰も経験したことがない事態ですからね。

「分かりません」というのが正直なところでしょう。

ただ、現時点において少なくとも言えることは、

①土地バブルはリーマンショック後、起こっていない

②宗像市と福津市における中古住宅と土地取引はこれまで通り

③仕事が減り、家賃減額請求が増えている

さらに、この騒動でテレワーク化も進むでしょうし、5Gの浸透と共に、不動産業界でもIT重説やVR内覧などの非対面型の営業スタイルも、徐々に増えて行くかもしれません。(詳しくは「IT重説で家にいても契約が!?」

この辺りも若干の影響はあるでしょう。

気になるの③で、これは明らかな土地価格の下落圧力です。ただ、半落するなどの大きな変化はないと見てます。

ちなみに1990年代のバブル崩壊時は、土地神話の崩壊でしたので、宗像市や福津市の土地価格でも、1/3〜1/4はザラでございました。

金利は5月以降もしばらくは低いままとの予想が大方ですので、

直近での住宅地価格の大きな下落はないが、騒動が長期化すれば都市部から離れた場所から徐々に下落圧力がかかってくる

このように予想しておきます。

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