令和地建株式会社
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2020年04月29日
本日のコラム

SNSにSOS

なかなか収束の気配を見せないコロナ騒動ですが、知人のSNSにこんな投稿が。

「コロナウイルスの影響により、飲食業界は大変な被害を受けております。営業は自粛しておりますが、毎月の固定費は必ずかかってくる為、政府の助成金だけでは追いつかない状況です。つきましては…」

あまり具体的な内容は控えさせていただきますが、このような感じです。

クラウドファンディングなどで募金を募り、難を凌ぎたいというようなことが書いてありましたが、家賃や人件費、その他雑費などの固定費は、毎月容赦無くやってきますし、銀行借り入れも2ヶ月ぐらい遅れたらアウトだと思います。

私も助けたい気持ちは山々なのですが、それを言い出したらキリがないほど皆さん、苦労をなさってます。

福津市、宗像市の飲食店さんでは、テイクアウトした際、写真を取って「福津エール飯」「宗像エール飯」というタグをつけて投稿し、それを互いに共有し広めましょうというキャンペーンを行なっておりますが、これも本来のスタイルではないので、ずっと続けられるわけがありません。

飲食業をご経験の方は分かると思うのですが、飲食店では必ず「原価率」を計算します。

例えばマクドナルドであれば、実はハンバーガーは原価率が高く(50%近い)、これだけでは必要な利益を生まないのです。

そこに、原価率の低いポテトや飲み物(どちらも5%以下)をセットにして販売することで、全体の原価率を下げ、必要な利益を生み出す、というビジネスモデルです。

BARであれば、ビールの原価率は30%ぐらいあります(量にもよります)。普通のカクテルの原価率も10〜20%ぐらいです。それだけではなかなか成り立ちません。そこに付け合わせの食べ物やボトルキープなどがあるので、全体の原価率が抑えられます。

ちなみに

人件費は30%ぐらい

その他の固定費(主には家賃)と変動費(仕入れ)で50%

雑費で10%として、残りは10%です。

月に200万円の売り上げがあったとして、手元には20万円。

そこから社会保険料や税金引かれて、家賃や支払いを引くと、残るのは10万円切ります。

倍の400万円の売り上げがあっても、手元には20万円が丸々残ることはありません。

なぜならば、月に400万円の売り上げがあるような飲食店さんだと、他のお店との付き合いもそれなりに多くなり、出費(経費で計上できますが)もかさむ為、です。

今回のコロナ騒動で、私の知り合いの飲食店さんで、良くて売り上げ半減。

ほとんどが8〜9割減です。

マイナスどころの騒ぎではなく、雇用調整助成金や持続化給付金もらおうが、そんな一時的なものでは済まないのです。

 

「開けても地獄、閉めても地獄」旅館・ホテル、予約ゼロに悲痛 異例のGW「経営持たない」

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、佐賀県内の多くの旅館やホテルが臨時休業している。この時期、いつもなら満室だった予約はほぼゼロで、営業するにしても感染の懸念は拭えない。「開けても地獄、閉めても地獄」―。異例のゴールデンウイークに、苦悩する業界の姿が浮かび上がる。後略(佐賀新聞)

ホテル業界の打撃も凄まじく、こちらも7〜9割減の割合が多くを占めてます。

そんな中、緊急事態宣言は延長する方向のようです。

大丈夫なのでしょうか。

クラウドファンディングは、ご存知の通り、ある種の募金です。

リターンも一応はありますが、利回りが低く、どちらかというと「自分が魅力を感じたプロジェクトを応援する」意味合いが強いものです。

とはいえ、返ってくる見込みが全くないのであれば、よほどそのプロジェクトに魅力が無い限り、投資はしないでしょう。

雇用調整助成金や持続化給付金、その他の公庫がやっている保証融資のようなものも、現在申し込みが殺到しており、手続きが極めて複雑だったり、十分な資金を得られなかったり、そもそも一回だけじゃ意味のないものだったりで、現場はかなり混乱しているようです。

このコロナ騒動、ウイルスに詳しい先生の意見としては、

感染力はそれほどでも無いが、無症状感染があるのでタチが悪い。また、感染した後、重篤化した場合のスピードが早く、それを食い止める治療薬も存在しないので、経済を止めてまで自粛を促進させるのが適当かどうかは、判断しかねる

とのことでした。(今日現在で)

なんとも微妙な回答ですが、世界的にも経済の再開か、自粛の延長か、判断が分かれている局面ではあります。

最近は、マスク着用が義務付けられたスーパーもあるようですが、その辺を歩いていても、マスクをしてないと逆に恥ずかしいような気分になってしまいます。

そのうち、マスクが下着のようになるんでしょうかね。

自粛をしてなかったり、マスクをしてなかったりすると、SNSで総攻撃される妙な時代になりました。

なんの責任で、なんの権限で、なんの根拠があって、人を追い込むのでしょうかね。

こういう時は、せめて人助けのための情報共有に役立てたいものです。

とにかく私が心配なのは、

マスクにばかり気を取られて、目口鼻の防御が疎かになること

自粛ばかりしてて、逆に免疫力が低下すること

の2点です。

是非お気をつけくださいませ。

 

この記事を書いた人
薙野 秀貴 ナギノ ヒデキ
薙野 秀貴
お釈迦様の有名なエピソードですが、ある日弟子が「良き友を得ることが聖なる道の半ばだと思えるのですが?」と訪ねたのに対し、お釈迦様は「道半ばではない、聖なる道の全てだ」と答えたそうです。ここで言う「良き友」とは、人生上で起こる様々な苦しみや悩みから解放してくれ、同時に学びや喜びを共感してくれ幸せを気づかせてくれる存在です。それは時に上司だったり部下だったり、先生だったり師匠だったり、旦那さんや奥さんであったりするかもしれません。それをお釈迦様は人生で最も尊重しうる「友」としたのですね。 インターネットやSNSの浸透で、より早く、より膨大な量の情報、そして人へのアクセスが可能になりました。 その中から種々選択する毎日に追われ、現代は、情報化社会から選択社会になったかのように感じてしまいます。 令和が始まったそんな時代、我々も不動産という仕事を通じて、皆様にとっての「良き友」に少しでも近づくことができるよう、努力して参りたいと思っております。
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