令和地建株式会社
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2020年04月08日
本日のコラム

木を見たら森も見て!

今日もコロナ関連ニュースで騒がれております。

昨日も書きましたが、情報が多すぎて、ニュースの内容があとで変更になったり、ニュアンスが若干違ったりとまちまちなので、ここではあまり取り扱わないようにしております。

なので、特に気になるものだけをピックアップしてご紹介しようと思ってますが、今日こちら

【しぶとい紙文化 在宅勤務阻む】

新型コロナウイルス感染の急拡大で政府は4月7日、改正新型インフルエンザ対策特別措置法に基づく「緊急事態宣言」を表明する。首都圏などの企業の活動は、8日から5月上旬までは在宅勤務が中心となる。しかし、2、3月にテレワークを経験した上場企業などの経理・財務部門幹部の4割は在宅勤務では業務が完結せず途中出社していたことが明らかになった。営業とは違い、比較的在宅勤務に馴染みやすいとされる財務関連でもペーパーレス化が進まず、完全なテレワーク態勢は難しいようだ。各企業とも社内デジタル化の遅れを補いつつ、今回の「緊急事態」に臨むことになりそうだ。(日経Biz Gate

 

この記事、要約すると

テレワークについて

期間:2〜3月

部署:経理・財務部門(大企業)

でアンケート

★7割がテレワーク(在宅勤務)を実施したが、そのうち4割は出社した

★出社の理由1位は「請求書や押印手続き、印刷など紙データの処理」

★その他、「会議への参加」「銀行への対応」など

★テレワークを実施していない残りの3割は、その理由として「デジタル化、リモート化に対応していないから」

★必要性を感じているのは全体の96%

★その他7割以上の企業で、決算や財務に影響ありと回答

 

そりゃそうですね。パソコンに印鑑は押せませんからね。

画面に向かって頭を下げ合うのも、ちょっと味気ないというか、恥ずかしい気もしますしね。

ただ、そういった効率性以上に、職場では人と人が顔を合わせて「会う」ことに、意義があるようにも感じます。

5Gなどでインターネットの高速化がいくら進んでも、人と人が触れ合うことによる、信頼関係や親近感などのようなものは、どうしても作ることができません

人は、物や人を見たり聞いたり触れたりする回数が増えれば触れるほど、その対象に好感を感じ、心を開くそうです。

これをザイオンス効果と言いますが、職場でもこれが必要なのではないでしょうか。

例えば、陸上競技の4×100mのリレーで例えますと、一人当たりの100mのタイムを4人足したタイムが早いチームが、必ずしも勝つわけでありません。

バトンパスの際、なるだけ互いのスピード(バトンをもらう側は加速スピード、渡す側は減速スピード)の和が最大限になるタイミングになるよう、何度も練習をします。

それと少し似てますが、

1+1=3(かそれ以上)になるように

これを作り出すのが職場、だと思うんです。

弊社は、私と事務員の2人なので、ほぼテレワークを変わらない状況ですが、社員やアルバイトが数人いるような職場では、このチームワークでマンパワーが増幅される部分が、生産性の向上に繋がってるように思うのです。

このザイオンス効果、恋愛の場面でも良く見られます。

例えば

遠距離恋愛になって疎遠になった

職場の人と結婚した

などです。

そう考えると、従来の日本型経営というのも捨てたものじゃないのではないかとも思ってしまいますね。

ちなみに個人的には新しもの好きなので、斬新なものがあるとすぐ取り入れてしまおうとするのですが(早すぎて失敗することもよくあります)、例えば不動産業界ではIT重説。

契約時の重要事項説明をネットを使ったテレビ電話で行おうというものですが、これもまだ試験的な段階で、しかもまだ賃貸のみ。売買は不特定性が強いので、認められてません。(詳しくはこちら「IT重説で家にいても契約が!?」

これもやはり、不動産の契約という、信頼関係が根底に必要な行為なので、対面が原則、とされてきました。

今、メキシコやヨーロッパの国々では、在宅勤務は日本より進んでおり、役所への届け出なども家である程度できるそうですが、それもお国柄、文化の違いなのでしょう。

だからと言って、「日本が遅れてる」と揶揄するのは違うと思います。

そもそも自然災害大国の島国で、国土の75%が森林、可住地面積の割合は33%(アメリカは75%、ドイツは70%)の日本においては、都市部に人口が集中し過ぎているんです。

本来は散らばって住んでいたものが、経済の発展や欧米文化の強制輸入によって、一部の都市へ集中しました。

でも、そこで働いてるのは昔ながらのDNAを持った日本人。

争いを嫌い、家族を大事にし、協調性を重んじる遺伝子がず〜っと受け継がれた国民性なのですね。

なので、そもそもテレワークという個人主義、自体が向いてないのではないか、と思ってしまいます。

それが、今回の問題で、半ば強制的に「家で仕事してください」と言われても、すぐに対応できるわけがないのです。普段が個人主義ではないですから。チームワークを重んじるです、日本人は。

日本における従来からの日本型経営というのは、

1.  長い目で人材育成をしてくれる

2.  能力の低い人に対しても優しく丁寧

3.  ノミニケーション(仕事以外の時間でコミュニケーションがある)

4.  「お客様は神様」精神

5.  終身雇用が前提なので人生設計しやすい

6.  成果はみんなで分け合う

もちろん、良さもあれば悪い部分もありました。そこを過剰に変え過ぎて、逆に失ったものもあるとたくさんあったと思います。

今回の騒動で、互いが疑心暗鬼になったり、よりが重要視されるようになったり、なんか欧米化が進んでるだけで寂しいような気もしますが、それを時代の流れ、と済ますのも危険な気がします。

今こそ、昔の日本に立ち返る時ではないでしょうか。

分散して、家族型経営をしていれば、、、

ウイルスが全国的に蔓延するリスクも軽減される

中流層が分厚くなり、極端な貧困問題や争いも減る

外資に駆逐されることもない

安全保障問題(食料、医療、防衛、災害)も改善される

今、ほとんどの地方は財政難、地方交付金に頼ってるのが現状だそうです。限界集落も増え、市町村同士ですら、税金の取り合いで争ってるような状態です。

目先の「現金給付は〇〇に〜」や「飲食業の補償は〜」も、もちろん大事ですが、木を見て森を見ず、にならないよう、もっと大所高所から、国土や国民性に合った政策や国づくりも同時に、期待したいものですね。

それでは

 

 

 

この記事を書いた人
薙野 秀貴 ナギノ ヒデキ
薙野 秀貴
お釈迦様の有名なエピソードですが、ある日弟子が「良き友を得ることが聖なる道の半ばだと思えるのですが?」と訪ねたのに対し、お釈迦様は「道半ばではない、聖なる道の全てだ」と答えたそうです。ここで言う「良き友」とは、人生上で起こる様々な苦しみや悩みから解放してくれ、同時に学びや喜びを共感してくれ幸せを気づかせてくれる存在です。それは時に上司だったり部下だったり、先生だったり師匠だったり、旦那さんや奥さんであったりするかもしれません。それをお釈迦様は人生で最も尊重しうる「友」としたのですね。 インターネットやSNSの浸透で、より早く、より膨大な量の情報、そして人へのアクセスが可能になりました。 その中から種々選択する毎日に追われ、現代は、情報化社会から選択社会になったかのように感じてしまいます。 令和が始まったそんな時代、我々も不動産という仕事を通じて、皆様にとっての「良き友」に少しでも近づくことができるよう、努力して参りたいと思っております。
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