令和地建株式会社
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2020年03月24日
本日のコラム

気持ちの持ち方で見え方も変わります

昨夜、用事があって天神へ行ったのですが、人通りは…微妙なところでしょうか。

平日の夜ということもあり、さみしい感じはしました。

百貨店に問い合わせたところ、お客様の数自体はここ数日で少し増えてきたとのことでしたが、こういう世相の時は不思議と街が暗く見えます。

東北大震災の時、私は東京に住んでたのですが、あの時は国中で「電気を節約する」ことがキャンペーンのようになっていて、店やビルの電気が一斉に消されたんですね。

すると当然ですが、渋谷や六本木が夜、真っ暗になってしまいまして、気持ちまで暗くなってしまうという悪循環でした。

それでも海外からの支援があったり、日本国民の相互扶助の精神でGW頃には観光産業も急激に回復。

都心は夏以降は何事もなかったかのような回復で、夜の街も明るさが戻ってきてました。

ただ、ちょうど春先に南相馬市にカレーの炊き出しに参加させていただく機会があり、現地に足を運んだのですが、実際に起こった場所とそこから離れた場所では、全く空気が違うんですね。

やはり人は当事者にならないとその気持ちが分からないものでして、離れれば離れるほど、それは強くなります。

ところが今回のコロナ騒動は、世界どこにでもリスクあるという点で、全然違うんです。

例えばリーマンショックとよく比較されますが、あれは金融バブルの崩壊だったので、実体経済への影響は金融緩和や利下げでなんとかなりました。その原因と方法も分かっていたのでその後回復しましたが、今回は相手がウイルスです。

東北大震災は原発リスク

リーマンショックは爆弾金融商品

コロナショックはウイルス

この辺りの相手の悪さを織り込んで、アメリカでも10年もの長期国債の利回りが市場最低、中国でも製造業購買担当者景気指数、生産動向指数、新規受注指数が軒並み過去最低を記録する至ってます。

どの国も経済対策としてGDPの10%近くを財政出動に使うと公言してますが、日本は一人¥12,000。素晴らしい対策案です。しかも足りないことを指摘されて合わせて¥12,000以上と答弁を変えたらしいですが(笑)。

私はこの金額なら携帯代に使わせてもらいますが、そもそも根本的に打つ手の大胆さが全然違いますね。

イギリスでは給料を出した会社は、その8割を国が負担とか、アメリカでは220兆円規模(GDPの10%)の経済対策とか…

もちろん被害の状況は異なりますし、その国々によって対応が変わるのは仕方ないのですが、少なくとも言えるのは、

復興させるための意気込みを国が示してるか

という点が大きく違うと思います。マインドの問題です。

国が、「なんとしてでも国民は守りますよ」とか「万全な経済対策を考えてます」とか、そういうものを打ち出して、安心させることが大事なんじゃないかと思うんです。

最近、日本国内のニュースではやたらと、

「一人10万円の支給、消費税は5%へ」

と主張してる元政治家や評論家の主張が目立ちますが、問題はそういう名目的な数字の部分ではないと思うんです。

先日の記事(ポイント還元を利用してしまう仕組みとは)でも説明したハウスマネー効果の一つでもあるのですが、目先のお金の出入りで誤魔化されてはいけません。

小手先でちょろまかすのではなく、国民は政府の意気込みを知りたいんだと思います。

実際に効果のある経済対策は、消費税の廃止と10万円以上の現金支給でしょう。ただ、それもその「意気込み」が伴わってないと、

「またどうせ少しでも回復したら10%に戻されて、コロナ復興増税とやらでもらった10万円もあっというまに回収されるんだろう」

という不信感が付いて回って効果薄です。

タイの首都、バンコクでの収束が見えてこないと、オリンピックがいよいよ厳しい見通しになり(すでに延期は決定的ですが)、マインドが余計冷え込む要因にもなり得てしまうのですが、だからこそ是非ここは思い切った経済対策を打ち出して欲しいものです。

昨夜の天神の写真を載せておきますが、皆様にはどのように見えるでしょうか。

この記事を書いた人
薙野 秀貴 ナギノ ヒデキ
薙野 秀貴
お釈迦様の有名なエピソードですが、ある日弟子が「良き友を得ることが聖なる道の半ばだと思えるのですが?」と訪ねたのに対し、お釈迦様は「道半ばではない、聖なる道の全てだ」と答えたそうです。ここで言う「良き友」とは、人生上で起こる様々な苦しみや悩みから解放してくれ、同時に学びや喜びを共感してくれ幸せを気づかせてくれる存在です。それは時に上司だったり部下だったり、先生だったり師匠だったり、旦那さんや奥さんであったりするかもしれません。それをお釈迦様は人生で最も尊重しうる「友」としたのですね。 インターネットやSNSの浸透で、より早く、より膨大な量の情報、そして人へのアクセスが可能になりました。 その中から種々選択する毎日に追われ、現代は、情報化社会から選択社会になったかのように感じてしまいます。 令和が始まったそんな時代、我々も不動産という仕事を通じて、皆様にとっての「良き友」に少しでも近づくことができるよう、努力して参りたいと思っております。
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