令和地建株式会社
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2020年03月21日
本日のコラム

100日後でも死なないカエル

ツイッターで話題となってる「100日後に死ぬワニ」ですが、あまりの反響についに書籍化!?されるそうです。

そのうち映画化とかされるのでしょうか。

色々な考察がされておりますが、多くは「命に期限が付くと、1日1日を大事に生きなければならないことを、改めて感じさせられる」といった内容が多いようですね。

それはその通りで、こういうことは普段忘れがちですからね。

当たり前のように今日が終わって明日が来る、そう思いがちです。

その通り、来るかもしれません。その”今日”は、「明日が来て欲しくても来なかった人」の”今日”でもあるのです。

何気なく過ぎてく時間も、「ちょっと待った!一時停止!ボチっ」というわけにはいきません。

「精一杯生きよう」とか言われても、何に精一杯になれば良いのかも分かりませんから。

尾崎豊が生前、あるLIVEのMCで

「人生はやりたいことのためにあるんだと思う」

みたいなことを仰ってましたが、そのやりたいすらわからない、そういう時代になってしまってるようにも思います。

昔風に言えば、「いつかはマイカー」とか「いつかは自分の城(家)を持って」とか「退職金で好きなことをしながら〜」など、ぼんやりとはしつつもそういう夢というか、目標というか、そういうものが、失われてるんじゃないかと。

私の場合は、趣味がサーフィンと釣りなので、仕事の合間でそれらをこなしながら、まずはこの会社を一人前に社会で役立つように育てること、でしょうか。

皆さんはいかがでしょうか。

「子供を立派に育てる」

「いろんな場所に旅行に行く」

「不労所得でミニマリスト」

結構だと思います。でも私も含め、全てに「命の期限」という概念は入ってないと思います。

「命の期限」は、実は決められてないのです。

そのことを忘れてしまうんですね。

この「100日後に死ぬワニ」のお話は、一つ一つのストーリーはとても日常的です。その、どこにでもある日常生活に、「命の期限」という概念は通常ないのですが、ツイッターという媒体を使って、タイトルでそれを表示して、それを認識した上で「日常生活」を見つめると、同じものでも違った見え方がするんですね。

行動経済学でいう「時間割引率」という概念で、「夏休みの宿題は、終わりに近づいて初めて”やらなければいけない”ことに気付かされる」のと少し似てる気がします。

単純なのに普段つい忘れがちな大事なこと

を、これまた非常に単純に伝えたという点で、大変な注目を集めたんでしょうね。

ただ、このちょっとした社会現象のようになってる件で私が思うのは、

流行る時のスピードの速さ

です。情報伝達のスピードということですが、もう世界でも話題だそうですから驚きです。

コロナはゆっくり感染が広がってます。でもその情報は一瞬で全世界に伝わります。不安が伝わるのも一瞬です。今年夏のオリンピックすら早くも開催が危ぶまれてますが、逆に、安心が広がるのも一瞬です。

そんな気ぜわしい世の中、「ワニさん」ののんびりとした日常も、癒しになったのかもしれません。

「100日後でも死なないカエル」なら、どれだけのんびりしてても話題にすらならなかったでしょう。

でも、そうして何も行動を起こさないまま茹でガエルにだけはならないよう、気をつけたいものですね。

 

この記事を書いた人
薙野 秀貴 ナギノ ヒデキ
薙野 秀貴
お釈迦様の有名なエピソードですが、ある日弟子が「良き友を得ることが聖なる道の半ばだと思えるのですが?」と訪ねたのに対し、お釈迦様は「道半ばではない、聖なる道の全てだ」と答えたそうです。ここで言う「良き友」とは、人生上で起こる様々な苦しみや悩みから解放してくれ、同時に学びや喜びを共感してくれ幸せを気づかせてくれる存在です。それは時に上司だったり部下だったり、先生だったり師匠だったり、旦那さんや奥さんであったりするかもしれません。それをお釈迦様は人生で最も尊重しうる「友」としたのですね。 インターネットやSNSの浸透で、より早く、より膨大な量の情報、そして人へのアクセスが可能になりました。 その中から種々選択する毎日に追われ、現代は、情報化社会から選択社会になったかのように感じてしまいます。 令和が始まったそんな時代、我々も不動産という仕事を通じて、皆様にとっての「良き友」に少しでも近づくことができるよう、努力して参りたいと思っております。
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