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2020年03月18日
不動産知識

今年の公示価格が公表!

【公示地価、地方で明暗 中心部がけん引、台風で下落も 観光地はコロナで不透明感】
 国土交通省が18日公表した2020年公示地価では、札幌、仙台、広島、福岡4市を除く地方圏の平均が28年ぶりに上昇に転じた。

 ここ数年高い伸びを記録していた4市に加え、他の地方圏でも、県庁所在市や地域経済の中心地が地価をけん引。一方、昨年の台風19号の被災地などで大幅な下落も見られ、地方の中で明暗が分かれた。

 4市以外の地方圏の地点を見ると、前年から上昇したのは全体の30%と、13年の3%から大幅に増加。地方全体に地価上昇の波が広がっていることが鮮明になった。県庁所在市の多くで地価が伸び、秋田市は、JR秋田駅周辺を中心とした住宅や店舗需要の高まりを背景に、住宅地が19年ぶり、商業地が27年ぶりに上昇した。(時事通信社)

今年の公示地価が発表されました。この公示地価とはいったい何者なのでしょうか

宗像市福津市の公示価格は!?

馴染みがあるようでその中身が分かりづらい公示価格ですが、簡単に言うと「全国の標準地について、その売買実例価額や不動産鑑定士等による鑑定評価価額などを基に、国土交通省の土地鑑定委員会が判定して決める土地価格のこと」です。

もっと簡単に言えば「国が示した土地の参考価格」ぐらいで良いと思います。

ただ、「基準地における」価格なので、その基準地から離れたりすると参考にしづらくなったりもします。また近年、都心の一等地の税金算出においても、公示価格だけでなく、実勢価格も参考にするように!との判決があったように、実際に取引される金額とかけ離れる場合も結構あります。

とはいえ、査定のご依頼などがあった場合、この公示地価を参考にしつつ、実勢価格と比較しながら金額を出す場合も多いです。

この公示地価、宗像市と福津市で坪単価の高い順に並べてみると、

これとよく似たもので基準地価というものがあります。こちらは、根拠となる法律が違うことや、公示される時期も異なります。

実勢価格とかけ離れることも

算定方法は似てますが、携わる不動産鑑定士の数が公示価格は2人以上なのに対し、基準地価は1人以上となってます。

今回、3月なのでこの”公示地価”公表されたわけですが、この価格が路線価や固定資産税評価額の元にもなってるものなので、毎回、色々な業界から注目を集めるわけです。

ただ、1月1日時点ですので、今年のコロナの影響はまだ反映されてない、ということになります。実勢価格も参考にしつつ、となってはいますが、何せ、

・標準地が限られてる

・取引数が少ない

・税収の元となるので根拠が怪しい

標準地から離れてしまうとあくまでも「予想」で算出する以外方法がなく、取引数が少ないと、バラツキが大きくなります。

また、税収の元の金額なので、「価値のない土地に評価が付く」という、おかしなことにもなってしまうこともよくあります。

別の記事でもお伝えしましたが、実際2019年においては、公示地価と実勢価格の前年比が逆になってしまってました(→「相続放棄という選択肢」

あくまでも参考程度で

マイナス価格になっているリゾートマンションに評価がついて固定資産税を課税される

というのはなんとも摩訶不思議な現象のように思いますが、いかがでしょうか。

そもそも日本では税金の仕組みや取られ方が複雑になりすぎてますよね。

金融システムや経済の仕組みも電子化され技術化がさらに進む中、人口構造も昔とは逆転してるので、そろそろリセットした方が良さそうな気もします。

とはいえ、この公示地価が「一般的に出回ってる不動産価格の元」の一つになってることは間違いないので、今一度、ご自分の資産がどのくらいの価値があるのか、参考程度に見てみるのも良いと思いおます。

土地総合情報システム

この記事を書いた人
薙野 秀貴 ナギノ ヒデキ
薙野 秀貴
お釈迦様の有名なエピソードですが、ある日弟子が「良き友を得ることが聖なる道の半ばだと思えるのですが?」と訪ねたのに対し、お釈迦様は「道半ばではない、聖なる道の全てだ」と答えたそうです。ここで言う「良き友」とは、人生上で起こる様々な苦しみや悩みから解放してくれ、同時に学びや喜びを共感してくれ幸せを気づかせてくれる存在です。それは時に上司だったり部下だったり、先生だったり師匠だったり、旦那さんや奥さんであったりするかもしれません。それをお釈迦様は人生で最も尊重しうる「友」としたのですね。 インターネットやSNSの浸透で、より早く、より膨大な量の情報、そして人へのアクセスが可能になりました。 その中から種々選択する毎日に追われ、現代は、情報化社会から選択社会になったかのように感じてしまいます。 令和が始まったそんな時代、我々も不動産という仕事を通じて、皆様にとっての「良き友」に少しでも近づくことができるよう、努力して参りたいと思っております。
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