令和地建株式会社
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2020年10月22日
本日のコラム

日本の「構造改革」とは

女性が働けない社会は歪だと思いますが、女性が働かなければならない社会は、もはや悲惨というより他ないと思います。

人口減少ペース世界一の日本ですが、国際競争力は何とか世界5位

ただ、生産性は世界28位で、貧困率はアメリカに次ぐ世界2位

ちなみに付加価値の総和であるGDP(生産の合計=支出の合計=分配の合計)は世界3位で、生産性×人口で計算できます。

生産性とは、労働生産性×労働参加率です。

労働生産性は、GDP÷労働者の数なので、GDPは労働生産性×労働者数でも計算できます。

安倍政権は「女性(と高齢者)の労働者数」を増やすことで、GDPを増やすことに成功しました。

言い方を変えれば、単に労働者の数を増やしただけ、ということですね。

言い方を変えれば「女性の労働参加率を上げた」とも言えます。

それにより、「生産性の合計」が上がり、GDPの全体も増えます

方法は、ご存知「アベノミクス2本の矢」。残りの1本はどっかに行ってしまいました。

アベノミクス三本の矢;「大胆な金融政策」「機動的な財政政策」「民間投資を喚起する成長戦略・規制緩和」により、デフレから脱却し、雇用の拡大や所得の上昇による経済の好循環を生むことを目的とした安倍政権下の経済政策の柱

どのように女性(と高齢者)の労働者数、労働参加率を上げたかというと、一言で言えば、

バイト(非正規雇用)を増やした

だけのことです。

これにより、「失業率は低下し、全体の生産の総和は増えた」、ように見えたのですが、やはり歪が起こりました

 

女性の自殺、7月から増加傾向。人気俳優の自殺報道やコロナ禍が影響か(調査機関の分析)

減少傾向にあった全国の自殺者数が、7月を境に増加が続いていることを受け、厚生労働大臣指定法人「いのち支える自殺対策推進センター」(JSCP)が10月21日、記者会見を開き、コロナ禍の自殺の動向について分析結果を報告した。7月以降、特に女性の自殺者数が大幅に増加している背景に、人気俳優の自殺報道や、新型コロナウイルスによる生活環境の変化などが影響している可能性を指摘した。(HUFF POST)

この記事、三浦春馬さんの件を持ち出すのは如何なものかと思います。

それより焦点を当てて欲しいのは、

国の緊急経済対策が足りてない

ことです。
そこにスポットを当てずに、「相談に乗ります」じゃ、話しにもなりません。
少しは気休めになるかもしれませんが、そもそも相談しようという人は自殺しませんから。

こういう時、国はすぐに「〇〇対策会議」などを作り、またそこに予算を当てて暇つぶしと金儲けに使おうとします。

そういうことをずーっと繰り返してきたので、国にぶら下がった機関や機構の多いこと。

これらは特別会計で処理されるので、その全容も全く分かりません。(特別会計の中身は、国会議員でさえ知らないので)

そしてさらにアベノミクスが限界を迎えた今、所得の合計でもあるGDPを上げる為には、

労働生産性を上げなければならない

その為には企業の淘汰だ!

と持っていきたいのではないかと勘ぐってしまうのです。

中小零細企業を淘汰し、大企業だけにしたら、極端に言えば、バイトが増えます

全体の所得は仮にも上がるかもしれませんが、その富は、一部にしかいきません。

つまり、格差が広がるだけです。

イオンモールは6−8月期は黒字ですが、そこで働く方にその恩恵はあったのでしょうか?

少なくとも、私の知る限り(知り合いがいるので)、雇用が増えたわけでもなく給料も上がってないはずです。

コロナ禍で4−6月期は赤字で、そのツケは、施設内の店舗経営者やそこで働く非正規の方に、減給(シフト減)や解雇という形で回ってきますが、投資している株主や投資家はどこ吹く風。

配当金が減るから、人件費下げるか、人件費上げるならシフト減らせ

で済むわけですね。

このような社会構造にすることを、今の日本では、

構造改革

と呼んでます。

資本主義経済の「資本」とは、工場や機械、車などの設備であり、人であり、サービスも含みます。

経済の三要素である「ヒト・モノ・技術」いわゆる「資本」にお金を投じることが「投資」であり、それにより生産性を上げ経済成長すること(利潤を上げること)が資本主義経済の基本的な仕組みになります。

企業を淘汰し、生産性の低い人材は低賃金、高い人材は高給取り、これは資本主義経済ではなく、新自由主義経済と言います。

「投資」は、設備投資、公共投資、人材投資、技術開発投資などありますが、政府がまずはそれを行い(投資=財政出動)、官民一体となって生産性の低い人材を高い人材に育てることこそが、人口減少国家で必要な生産性向上ではないでしょうか、と思うわけです。

「淘汰」は言い方を変えれば、「切捨て」です。
「切捨て」たのち「対立」することは日本人が最も嫌い、肌に合わない文化です。

アトキンソンさん、もう少し日本を学びましょう。
それともアイヌ新法や女系天皇などで、文化そのものを破壊したいのでしょうか?

というわけでこのところ、この系統の記事が多いのですが、どうも菅政権が怪しいので、しばらく見張ってたいと思います。

この記事を書いた人
薙野 秀貴 ナギノ ヒデキ
薙野 秀貴
お釈迦様の有名なエピソードですが、ある日弟子が「良き友を得ることが聖なる道の半ばだと思えるのですが?」と訪ねたのに対し、お釈迦様は「道半ばではない、聖なる道の全てだ」と答えたそうです。ここで言う「良き友」とは、人生上で起こる様々な苦しみや悩みから解放してくれ、同時に学びや喜びを共感してくれ幸せを気づかせてくれる存在です。それは時に上司だったり部下だったり、先生だったり師匠だったり、旦那さんや奥さんであったりするかもしれません。それをお釈迦様は人生で最も尊重しうる「友」としたのですね。 インターネットやSNSの浸透で、より早く、より膨大な量の情報、そして人へのアクセスが可能になりました。 その中から種々選択する毎日に追われ、現代は、情報化社会から選択社会になったかのように感じてしまいます。 令和が始まったそんな時代、我々も不動産という仕事を通じて、皆様にとっての「良き友」に少しでも近づくことができるよう、努力して参りたいと思っております。
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