令和地建株式会社
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2020年10月21日
本日のコラム

「新自由主義」の負の側面

新型コロナの影響が未だ続く中、政府は「Goto」の乱れ打ちと構造改革に躍起になっておられるようですが、安倍政権時代には存在感が若干薄れていた竹中平蔵氏も(なぜか)政界に復帰し発言力を増し、「小泉ー竹中」路線を継承する「菅ー竹中」路線が新たに作られようとしています。

大阪都構想と言われている「大阪市廃止、特別区設置」もその一つで、政令指定都市の力を削ぎ落とし、わざわざ発言力が弱まる「特別区」に分ける施策が、果たして「大阪市民」に受け入れられるのでしょうか。

何より不思議なのは、前回否決されたのにも関わらず、なぜまたやるのか、という点。

マスコミプロパガンダや金を使って、もしこれが今回可決されてしまったら、民主主義の悪用というほかないですね。

参考記事→「大阪都構想問題」を考える

ちなみに前回(2015年)の選挙で賛成票を入れた方も、その大部分はその中身については「詳しく知らなかった」そうです。

「なんとなくイメージ」で、賛成か反対かを投票している人が多いので、大変危険なのです。

市民や住民のことを考えてやってるのか、単に自らの政治的思惑の範疇なのか分かりませんが、本当に、「どこを見て政治をやっているのか」、政治家に聞いてみたいところです。

詳しくはこちら↓

先日の記事と重複しますが、そもそもこれ、「大阪市」を廃止して新しく「大阪都」にして、東京のように経済発展していこう!という内容ではありませんので。

「特別区」に分けると予算や権限が縮小し、むしろ東京都の区議会の方では、「東京市」に戻してくれと要望が出てるぐらいです。

「東京市」が特別区に分けられたのは、戦時下で戦費調達の必要があったためです。

一括して強い権限で徴収する必要があったので、わざわざ「区分け」して権力を削ぎ落とし、税金を巻き上げたのです。

今回、「大阪市」が廃止されるようなことになると、大阪市民は2000億円の予算を失います。

それでもって行政サービスが低下しないよう「事務分担に応じて配分される」とのことですが、そりゃあ昨日まで使っていた「市営駐車場」の料金がいきなり上がるようなことにならないことぐらいは、分かります。

問題は、「権限を一箇所に集中させて他を零細化させる」手法そのものが、いかにも新自由主義的だという点です。

今年の4月ごろ、自民党の安藤議員がある自民党幹部に、

「(コロナ禍の緊急経済対策として)粗利保証や損失補償しないと企業が潰れますよ」

と言ったら、

「そんな企業は潰れてしまえばいい」

と言ったそうです。

どうしてもこれと被ります。

新自由主義的な考え方の悪い点は、

弱いものは淘汰され、強い者が生き残る

格差もOK

この部分です。

「小泉ー竹中」路線では、当時多くの非正規を生み、今の40代は「氷河期世代」と言われてます。

これが、新自由主義の負の側面です。

全てが悪いとは言いませんが、この頃から終身雇用と年功序列が崩壊。所得の減少と実質賃金の定価で、晩婚化、少子化が加速。

先が見えない中、やっとの事でローンを組んだ矢先にコロナ騒動。

そしてこちら↓

住宅ローンの完済年齢平均が73歳と上昇 返済期間や年齢、ボーナス返済に注意
(マネーの達人より)

20年前は、住宅ローンの完済年齢平均が68歳だったので、

「5歳、歳をとった=5年遅れる」

ことになります。

退職金で完済すると老後資金が不安なので、なるだけ長期で組んで、年金と老後就労所得で余生を暮らす、という方が多いようですが、それでは何の為に生きてるのか、わからなくなってしまいそうですね。

本ブログでも、ここのところ「いわゆる大阪都構想問題」について触れることが多いのですが、これが「大阪」だけの問題ではないことが、このようなことからもお分かりいただけますでしょうか!?

繰り返しますが、新自由主義的な思考が全て悪いとは思いません。

必要な時もありますし、竹中氏の素晴らしいところもたくさんあるのでしょう。(お会いしたことないので分かりませんが)

ただ、今の日本は、長期にわたるデフレから脱却し、経済成長の循環軌道に乗せ、未来に明るい展望が持てる国づくりをすることが、急務なのです。

「もう、今から市議会議員にでも立候補しようかな」

と選挙カーを見ながら思ってしまいました。

この記事を書いた人
薙野 秀貴 ナギノ ヒデキ
薙野 秀貴
お釈迦様の有名なエピソードですが、ある日弟子が「良き友を得ることが聖なる道の半ばだと思えるのですが?」と訪ねたのに対し、お釈迦様は「道半ばではない、聖なる道の全てだ」と答えたそうです。ここで言う「良き友」とは、人生上で起こる様々な苦しみや悩みから解放してくれ、同時に学びや喜びを共感してくれ幸せを気づかせてくれる存在です。それは時に上司だったり部下だったり、先生だったり師匠だったり、旦那さんや奥さんであったりするかもしれません。それをお釈迦様は人生で最も尊重しうる「友」としたのですね。 インターネットやSNSの浸透で、より早く、より膨大な量の情報、そして人へのアクセスが可能になりました。 その中から種々選択する毎日に追われ、現代は、情報化社会から選択社会になったかのように感じてしまいます。 令和が始まったそんな時代、我々も不動産という仕事を通じて、皆様にとっての「良き友」に少しでも近づくことができるよう、努力して参りたいと思っております。
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