令和地建株式会社
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2020年10月10日
本日のコラム

もっと大胆な経済政策を!

内閣府が発表した直近の消費動向調査(9月実施分)では、

①消費者態度指数は8月から3.4ポイント上昇

②9月の消費者マインドの基調判断は、「依然とし て厳しいものの、持ち直しの動きが続いている。」

③1年後の物価見通しについては、「変わらない」が増加、「上昇する」は減少

9月は、7〜8月に比べれば「やや持ち直した」感じはありますが、世間では「Goto○○」「自粛」が緩和されていってるので、そうなるのは当たり前と言えば当たり前です。

とは言え、業種により異なる背景もありながら、まだまだ新しい産業構造への転換は先が見通せない状況ではあります。

例えば、車。

私は兼ねてから車とスマホが同じOSで連動すれば良いのに、と思ってましたが、スマートシティ化が進めば、そういった施策も進むのではないか、と感じてます。

車にiOSが搭載されれば、ナビもGoogle Map対応になったり、音声はSiri、音楽もスマホとワイヤレスで連動、LINEのやり取りやYouTubeも見れるようになるかもしれません。

もちろん、自動運転機能が向上していて、自動ブレーキや自動ハンドルなどもより性能が上がってるかもしれません。

また、車の種類も大きく10種類ぐらいに分けられており、それのみ。

ちょっとしたグレードの違いはあるにせよ、基本的な部分は全ての車種で同じ部品が使われており、あとはソフトウェアのアップデートのみとなれば、嫌が応にも今の自動車メーカーの産業構造自体は、変わらざるを得なくなります。

ちょっと想像してみますと、

まず、車に乗ると、昔の「ナイトライダー」のように話しかけられます。

車:どこへ行きますか?

自分:家に帰るけど、途中、東郷駅前の100均に寄って、スーパーでお惣菜だけ買って16時には家に着きたい。

車:かしこまりました。最適ルートを案内します。100均では10分、スーパーでは15分以上の時間をかけないようお願いします。

自分:LINEチェックお願い。

車:旦那様より1件、お子様より2件来ております。

自分:読んで

車:旦那様「○○○○○○○○○○○○」お子様「○○○○○○○○○○○○」

自分:今日ソフトバンク、勝った?

車:勝ちました。

このような調子で、行き先ルートはもちろん、料理のレシピから天気予報まで、ありとあらゆる情報が、車内で全て完結する、という具合です。

これが現実化すると、今売れてるものが売れなくなり、新たにこれから”売れるもの”が出て来ます。
石炭から石油へのエネルギー革命のように。

2030年頃には6Gと言われておりますので、電気自動車化進めば、夢のような話ではないかもです。

ところが、

霞が関もリサーチ 緊急事態宣言解除後に一転して需要が急増、中古車販売好調の裏側

新型コロナウイルス禍の中、中古車市場が活況を呈している。日本自動車販売協会連合会(自販連)発表の中古車登録台数(軽自動車以外)をみると、緊急事態宣言解除後に急反転し、6月は前年同月比6・1%増、7月は同3・7%増、8月は同4・5%増と前年超えが続いているのだ。新車販売は9月まで12カ月連続で前年割れが続いており、経済官庁の幹部がその秘密を探ろうと中古車販売大手のもとに聞き取りに訪れているという。(後略 産経新聞)

コロナ禍において理由は色々あるようですが、主には

①「3密」を避けるため

②新車に比べ納期が短いから

③テレワークの推進で郊外への移住が増えたから

とあります。このような理由も多少はあるとは思いますが、最も大きな理由は、

◆安いから

ではないでしょうか。

おそらく、デフレ不況下に拍車がかかり、経済合理性のみを考えて、新車購入の層が中古車層に流れたんじゃないかと思いますが、いかがでしょうか。

最近は、軽自動車の大きさで車内が広い「ハイトワゴン」タイプの車が増えましたが、中古車屋さんでもそのタイプの車がズラリと並んでおります。

燃費が良く、車内も広い。日本の道路にマッチする、税金も安い、という理由からか、人気が高く、雑誌でもよく特集が組まれております。
性能も新車とそれほど変わらないので、中古車でも少し程度の良いものになると、100万越えのものばかりです。

年収が30年前に比べて平均で100万円以上下がり、可処分所得もダダ下がる中、IoTやAI技術を駆使した産業構造の大きな転換は、今の所、海外の方が進んでいる状態です。

日本は完全に出遅れてますが、「安いから」を理由に買い物をする層が増えれば増えるほど、過当競争が起き、ミクロでは良くてもマクロではGDP(生産=所得=支出)押し下げ効果です。

それを脱却するには、政府の支出以外に方法はないのです。

今のままでは新しいものは全て輸入。

日本で開発され世界を席巻するような”品物”は、そのうち草履と浴衣ぐらいしかなくなるかもしれません。

「消費マインドは回復基調」などの詭弁や、「中古車がなぜ売れたのか」の調査は民間に任せて、政府はもっと大胆に、

所得3倍増計画

ぐらいのことを打ち出して欲しいものです。

新車がバンバン売れて、国内メーカーの開発競争が止まらないぐらいの経済状況になることを、期待しております。

この記事を書いた人
薙野 秀貴 ナギノ ヒデキ
薙野 秀貴
お釈迦様の有名なエピソードですが、ある日弟子が「良き友を得ることが聖なる道の半ばだと思えるのですが?」と訪ねたのに対し、お釈迦様は「道半ばではない、聖なる道の全てだ」と答えたそうです。ここで言う「良き友」とは、人生上で起こる様々な苦しみや悩みから解放してくれ、同時に学びや喜びを共感してくれ幸せを気づかせてくれる存在です。それは時に上司だったり部下だったり、先生だったり師匠だったり、旦那さんや奥さんであったりするかもしれません。それをお釈迦様は人生で最も尊重しうる「友」としたのですね。 インターネットやSNSの浸透で、より早く、より膨大な量の情報、そして人へのアクセスが可能になりました。 その中から種々選択する毎日に追われ、現代は、情報化社会から選択社会になったかのように感じてしまいます。 令和が始まったそんな時代、我々も不動産という仕事を通じて、皆様にとっての「良き友」に少しでも近づくことができるよう、努力して参りたいと思っております。
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