令和地建株式会社
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2020年09月04日
本日のコラム

無料登録サイトの矛盾

先日、こちらとは別に、会社概要と物件情報だけを載せた「ホームページの制作」を依頼しようと、「無料見積りサイト」のようなところに登録してみたのですが、登録した直後から4〜5日ほど、電話が鳴りっぱなしで( ;  ; )

このようなサイトは、それぞれの「ホームページ制作会社」がお金を払って登録し、その集めたお金を元に運営されているので、一度申し込むと、登録されている会社から、わさぁ〜っと電話がかかってきます。

もちろん全て「営業電話」です。

話は変わりますが、以前、渋谷109のアパレルで働いていた知人にこう質問したことを思い出しました。

よく、洋服屋で店員が近づいてくるけど、あれって、逆効果じゃないの?

すると、その方が曰く

逆効果で煙たがられることも分かってるけど、それでもやらなきゃ売れない

と。なるほど、分かっててやってるんですねw

 

このような「無料見積りサイト」、不動産業界でもよくあります。

「無料査定!」

「3秒で家の値段が分かる!」

「比較して選べる不動産査定!」

こんなところでしょうか。

一度、登録してみるとお分りいただけると思いますが、鬼のような電話がかかって参ります。電話だけならまだしも、メールや手紙まで。

洋服屋ならまだしも、私はこれ、明らかに逆効果だと思うのですが、いかがでしょうかね。

「不動産を売ろう」という方は、

住み替え(転勤や施設など)

相続

離婚

税金対策

大まかにはこれらが要因です。

「少しでも高く売ろう」というお気持ちはもちろん分りますが、今の時代、相場はある程度知られており、例えば、

宗像市の〇〇で、駅から徒歩圏内、築〇〇年、土地の広さ〇〇坪

とあれば、金額の目安はある程度絞れて参ります。

そこから、修繕・補修状況や、道路の位置、駐車場の具合、雨漏り、躯体などを調べて、最終的に調整するのですが、「相場より高く売れて得した!」ということは、なかなかありません。

理由は簡単で、反対側で買主は「高く買って損した!」ということになるからです。

背景には、「土地余り、家余り」の状況が顕在化してきたこともあるでしょうし、インターネットなどで、一般消費者の方でも売値の相場がある程度分かってしまう状況になっていることもあると思われます。

それでも、行動経済学的に、人間は「損した」とは思いたくないので、何かしらの付加価値を付けて自分を納得させているのですが、何れにしても「相場より高く買った」ことは事実です。そうすると、

売主=得

買主=損

両方に不動産会社が付いていた場合、「売主側不動産会社の勝ち」ということになります。

一方、買主側不動産会社も、「高い」と分かっていて売ったわけで、それでも「不動産は特定物売買なので」等、なんだかんだ理由をつけて、高買いさせたことを正当化します。

不動産会社とすれば、一旦取引が終わればそこで終了ですが、買った側はその家や土地とその後も付き合わなくてはなりません。高買いだろうが、ローンの支払いは待ってくれません。

そんな不動産会社は、おそらく市場原理から言えば、年月をかけて次第に淘汰されていくのではないかと思うのです。

売る側も買う側も、納得のいく、満足できる契約ができれば、腕のいい歯医者さんやマッサージ屋さんが口コミで広がるように、お客様がお客様を紹介してくださるという、理想的な会社運営ができるのですが、

「3秒査定!」「あなたの資産守ります!」

みたいな宣伝後、相手の都合も考えずに電話やメールをしてしまうと、それが逆効果になると思うのです。

もうすでにそこで、「相手の都合は考えません、私は自分の会社の利益が一番です」と言ってるようなもので、そういうところに、高額な不動産の売却依頼、できるでしょうか?と思うわけです。

ホームページも同様で、決して安くない金額がやり取りされるわけですから、最低でも相手側の時間的な都合、状況を伺いながら、会社のアピールなり営業なりをして欲しいと思うのです。

とは言っても、

そうでもしなきゃ売れないんです

という言い訳が聞こえてきそうですが、

売れないで困ってるのは、それが理由なのでは!?

と答えてあげたい今日この頃です。

この点では、「リベラル脳」なのでしょうか。。

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この記事を書いた人
薙野 秀貴 ナギノ ヒデキ
薙野 秀貴
お釈迦様の有名なエピソードですが、ある日弟子が「良き友を得ることが聖なる道の半ばだと思えるのですが?」と訪ねたのに対し、お釈迦様は「道半ばではない、聖なる道の全てだ」と答えたそうです。ここで言う「良き友」とは、人生上で起こる様々な苦しみや悩みから解放してくれ、同時に学びや喜びを共感してくれ幸せを気づかせてくれる存在です。それは時に上司だったり部下だったり、先生だったり師匠だったり、旦那さんや奥さんであったりするかもしれません。それをお釈迦様は人生で最も尊重しうる「友」としたのですね。 インターネットやSNSの浸透で、より早く、より膨大な量の情報、そして人へのアクセスが可能になりました。 その中から種々選択する毎日に追われ、現代は、情報化社会から選択社会になったかのように感じてしまいます。 令和が始まったそんな時代、我々も不動産という仕事を通じて、皆様にとっての「良き友」に少しでも近づくことができるよう、努力して参りたいと思っております。
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