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2020年08月29日
本日のコラム

安倍首相の辞任について

昨日、安倍首相が体調の悪化を理由に辞任されるという発表がありました。

側近にも知らされてなかったようですが、昼過ぎにはすでに第一報が入り、夕方の記者会見で本人の口から伝えられました。

第2次安倍政権は、平成24年(2012年12月)からスタート。

それまでの民主党政権から、2年ぶりの自民党による政権奪還で、震災からの復興、デフレ脱却、憲法改正などを掲げ、意気揚々と船出しました。

あの頃の安倍さんの「美しい国、日本!」は、当時お笑い芸人のネタになるなど、テレビでも度々報道され、震災下による不安、円高不況、株価下落にあえぐ日本に、どこか「新しい力」が沸いて来るような、そんな期待が国中を覆っていたように記憶します。

こうして見ると、政治というのはなかなか難しいもので、これといった成果を出すのもたくさんの人の思惑や利権が絡むので、一筋縄ではいかないのでしょうね。

個人的には安倍総理の主な功績は、

外交、特に集団的自衛権の行使容認

経済政策

この2つだと思います。

当初、安倍総理は「憲法改正」を強く言っておられました。

そのことについても先日の会見で「国民意識が思うように盛り上がらなかった」とおっしゃってましたが、その通りでしょう。

「憲法改正」でよく議論されるのが「9条」についてですが、自分の身を守るための装備をしようとするとすぐ「戦争憲法!」とか言う勢力が日本にはいるので困ったものです。

どこに行っても「反対!」と言う勢力は必ずいるものですが、自分の国を守ろうとか、自分の国のアイデンティティを持とうとすると「右翼〜!」と言われる国は、日本ぐらいなものじゃないでしょうか。

これも戦後、WGIPによる「3S政策」の効果なのでしょう。

「新型コロナ」には異様なまでに反応するのに、現在進行形で領土が奪われようとしていることには関心が薄い国民性というのも、世界では稀有なものだと思います。

そういった意識の改革、変革を志して、当初「戦後レジームからの脱却」を標榜してましたが、それもいつの間にかトーンダウン。

消費税の10%への増税も2回、拒みましたが、3回目は拒みきれず、減税世論も結局空振りに。

結局、国の経済力はほとんど成長しないまま、国民の生活も改善されないまま、領土はこれまで以上に脅かされ、防衛安全保障の意識がこれまで以上に高まらなければならないこの時期に、辞任という形にならざるを得なくなりました。

側から見てる以上に、相当に無念の思いがあると思いますが、まずはお疲れ様でした、ありがとうございました、と述べたいと思います。

各国の反応は、

アメリカ トランプ大統領
「私の素晴らしい友人であり最大限の敬意を払う。彼にとって辞任はつらかったに違いなく、とても気の毒に思う」

アメリカ バイデン前副大統領
あなたとの友情と指導力に感謝している。辞任は残念だが、両国と国民の強固な同盟はこれからの世代も続く」

台湾 蔡英文総統
安倍総理大臣はこれまでずっと台湾に友好的だった。政策のうえでも、台湾の人々との交流においても、安倍総理大臣は非常に積極的に取り組んでくれた。安倍総理大臣の台湾への友情をわれわれはとても大切にしていて、健康を願っている」

中国外務省  趙立堅報道官
「関連する報道について注視しているが、日本の国内問題であり、論評しない。両国は互いに隣り合っていて両国関係が引き続き改善・発展に向けて進むことを望んでいる」

韓国大統領府
「在任期間が最も長い総理大臣として、さまざまな意味のある成果を残し、特に長い間、両国の関係の発展のために多くの役割を果たしてきた安倍総理大臣の突然の辞任の発表を残念に思う。体調が早く回復することを願っている」
「韓国政府は、新しく選ばれる日本の総理大臣や新しい内閣と、両国の友好協力関係の発展のために、引き続き協力していく」

フランス マクロン大統領
「健康を理由に辞任することを悲しく思う。通常の生活に戻ることができるよう、回復を祈りたい。経済と社会の刷新、特に女性の地位の向上に尽力した。それはアベノミクスの核心だと考えている」

ドイツ メルケル首相
「安倍総理大臣は、いつも多国間で協調しようと力を尽くし、日本とドイツの遠く離れた距離を越えて、私たちの共通の価値基盤を重視してきた」

イギリス ジョンソン首相
「安倍総理大臣は、日本、そして世界のためにすばらしい実績を残した。安倍政権のもとで、貿易や防衛、そして文化面においてイギリスと日本の関係はますます強力になった。安倍総理大臣の長年の貢献に感謝し健康を願っている」

ロシア大統領府 ペスコフ報道官
「非常に残念だ。後継者が両国関係をさらに発展させる道を歩むことを期待する」

インド モディ首相
「親愛なる友人が健康を害していると聞き心を痛めている。あなたの賢明なリーダーシップと個人的な関与によりインドと日本の関係はこれまで以上に深く強くなった。一日も早い回復を祈っています」

オーストラリア モリソン首相
「オーストラリアと日本は、開かれた、平和な、繁栄するインド太平洋地域という共通の価値観を持ち、それは、両国の連携により強化されている。安倍総理大臣は、経験豊かな指導者としてのリーダーシップで、この地域の繁栄と安定に寄与した」

これほどまでに外交力のある総理もなかなかいなかったと思いますが、長期政権になるにつれ各国政府からの信頼も高まり、それがまた国内での評価につながるという好循環は、少なからずあったかと思います。

あまり偏った発言が無いことと、最低限言うべきことはハッキリ言う姿勢は、日本人だけでなく、海外からの評判も高かったようです。

私も以前、直接間近で拝見したことがありますが、とても低姿勢で笑顔が爽やか、偉そうな態度が全く無い、温和な印象でした。

あの「暖かさ」、どこかほっとするような、人を和ませる力があるように思います。

当然、成し遂げられなかったこともたくさんありますし、国内問題、国際問題も多く存在しますが、まだ議員は継続されるそうなので、これまでとは違ったお立場から政治に参加して頂ければと願うばかりです。

この記事を書いた人
薙野 秀貴 ナギノ ヒデキ
薙野 秀貴
お釈迦様の有名なエピソードですが、ある日弟子が「良き友を得ることが聖なる道の半ばだと思えるのですが?」と訪ねたのに対し、お釈迦様は「道半ばではない、聖なる道の全てだ」と答えたそうです。ここで言う「良き友」とは、人生上で起こる様々な苦しみや悩みから解放してくれ、同時に学びや喜びを共感してくれ幸せを気づかせてくれる存在です。それは時に上司だったり部下だったり、先生だったり師匠だったり、旦那さんや奥さんであったりするかもしれません。それをお釈迦様は人生で最も尊重しうる「友」としたのですね。 インターネットやSNSの浸透で、より早く、より膨大な量の情報、そして人へのアクセスが可能になりました。 その中から種々選択する毎日に追われ、現代は、情報化社会から選択社会になったかのように感じてしまいます。 令和が始まったそんな時代、我々も不動産という仕事を通じて、皆様にとっての「良き友」に少しでも近づくことができるよう、努力して参りたいと思っております。
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