令和地建株式会社
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2020年07月30日
本日のコラム

ネット販売前でも売れてしまった事例

昨日は関東の方で揺れが無かったにもかかわらず、緊急地震速報あったようです。

地震を過大評価し緊急地震速報「誤報」、気象庁が陳謝

象庁は30日午前、関東地方など広い範囲に緊急地震速報を発表しましたが、震度1以上の揺れは観測されませんでした。これについて、気象庁は地震を過大評価し誤報になったことを認め、陳謝しました。(後略 TBS NEWS)

過大評価…、だそうです。

今後、狼少年にならなければ良いのですが、フィリピン海プレートの歪みも年々大きくなってる模様ですので、要注意には変わりないですね。

私は「東北大震災」は、世田谷の自宅で体験しましたが、これも地震そのものの被害より、それが社会に与えた影響の方で、生活に不便を来しました。

具体的には、スーパーから食べ物類が無くなったり、交通機関だったり、です。

何より、人同士が疑心暗鬼になり、本性がむき出しになったのが印象に残ってます。

人の性格はパニック時により分かりやすくなりますが、

正常性バイアスで大したことない

と楽観視する人と、

メディアの情報だけでなく、自分でも情報を探り事実を知って慎重な対策を取る

タイプと、大きくは2つに分かれます。

当然、後者が良いのは誰でも分かるのですが、分かっていても、前者になりがちです。

それは人間が持っている本能で、いちいちパニクってたら生きていけないのでそのような精神状態になるようになっているのです。

正常性バイアス:自分にとって都合の悪い情報を無視したり、過小評価したりしてしまう人の特性

とは言え、日本全国、災害に関しては対岸の火事ではありません。

防災サイトのページを近々作ろうと思ってますが、とりあえずは以前のブログの記事(下記)でご紹介しておりますので、まずはそちらをご覧になって参考にしていただければと思います。

色々な防災系サイト

2018年ごろから、福岡県のHPでも「福岡県津波災害警戒区域」が追加されました。

こちらも、とても見やすいページになっておりますので、お住いの地域やよく出かける先の確認などでご覧頂ければと思います。

さて、以前ご紹介していた「福津市勝浦」の売地が、インターネットでご紹介する前に売れてしまいました。

坪単価3万円代で2百数十坪の面積という、希少な物件だったので、店頭の広告も作っていたのですが、直接お問い合わせのお客様で売り止めに。

こちら、実は2百数十坪以上の土地を2つに分けるか3つに分けるかで協議が分かれてたのですが、なんと全てを一括購入とのこと。

現地の写真と付近の写真、合わせて5〜60枚ほど撮ってネット掲載に万全を期していたのですが、公開前に売れてしまいました。。

もちろん喜ばしいことです☆

ちなみに、協議が分かれた原因は、「上下水道管」の問題でした。

福津市では「下水道区域」というものがあり、その区域内では「公共の下水道を引かなければならない」とされてます。

下水道とは、一般的には汚水と雑排水を、道路内に埋めてる公共の管のことです。

(詳しくはこちら→「下水道・浄化槽・汲み取り式の違い」

雨水は、側溝へ流す構造になってる土地が多いのですが、そうなってない場合は自費で側溝を作り、川や近くの用水路などに流すことになります。

「下水道区域」外であれば浄化槽などを設置してそちらで浄化した水を側溝へ流すのですが、「勝浦の売地」は「下水道区域」内でしたので、土地を何筆かに分筆すれば「下水道を新たに引かなければならない土地が出てきてしまう」のです。

もちろんそれは自費ですので、数十万円かかります。

また、上水道に関しては「水圧」の問題がありました。

何筆かに分けると、水圧が足りなくなり、基準を満たせなくなるため、これまた新たに上水道管も引かなけれなりません。

この場合、どちらも市の指定業者による工事となるので、日程を合わせれば一回の掘削工事で上水道管も下水道管も一緒に埋めるようにすれば、その分コストは浮くのですが、それにしても費用は数百万円単位です。

福津市の勝浦でも、田園地帯の方でしたので、売却にあまりコストをかけ過ぎるわけにもいかず、どの方法がBESTかで、ここ最近協議を重ねていました。

その最中、インターネット掲載(ホームページやポータルサイト等)の準備も同時に進めてたのですが、「一括購入!」となったため、「ネットによる売り出し前に売り止め」という、ちょっと珍しい状況になってしまいました。

本土地については、「一括購入」であればそもそも協議の必要もなくなるため結果オーライだったのですが、このように、上下水道管の問題で引っ掛かり、販売開始までに時間を必要とするという事例は、度々あります。

◆前面道路に水道管は通っているが、道路の反対側だったので工事代がかさんだ

◆下水道を通すのに「他人の土地を通す」以外の方法をとると、数百万円と言われた

◆道路工事そのものが禁止されている道路だった

だいたいのことはお金で解決できるとはいえ、金額が大き過ぎたり、そもそも道路交通法上、工事そのものができない場所であったり、現実は色々あるんですね。

ライフラインというのは不動産売買で特に重視されている点で、購入時や売却時、必ず不動産業者が調べるものですが、それが抜けてる場合などでトラブルが起きると、裁判沙汰にまでなってしまいます。

不動産取引におけるトラブルは、大抵が「言った、言わない」ですが、そこには「誤解」や「勘違い」、「損失回避」や「正常性バイアス」などの心理作用から来るヒューマンエラーを含むものなど、多々あります。

そこでこのホームページでは、社会状況や心理状態の変化によって人間がどういう行動を取りがちになるのか、どこに盲点があるのかについての記事をよく載せるようにしております。

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トラブル事例自体もまた、別ページにて少しずつご紹介して参りたいと思ってますが、今回の「勝浦の売地」は、まさにそうならないための調査中、全てが終わってしまった、という、Win-Winな事例となりましたm(__)m

これから契約に向けての作業で若干バタバタしますが、梅雨も明けたということで、熱中症にはくれぐれも気をつけながら本日も頑張っていきましょう!

この記事を書いた人
薙野 秀貴 ナギノ ヒデキ
薙野 秀貴
お釈迦様の有名なエピソードですが、ある日弟子が「良き友を得ることが聖なる道の半ばだと思えるのですが?」と訪ねたのに対し、お釈迦様は「道半ばではない、聖なる道の全てだ」と答えたそうです。ここで言う「良き友」とは、人生上で起こる様々な苦しみや悩みから解放してくれ、同時に学びや喜びを共感してくれ幸せを気づかせてくれる存在です。それは時に上司だったり部下だったり、先生だったり師匠だったり、旦那さんや奥さんであったりするかもしれません。それをお釈迦様は人生で最も尊重しうる「友」としたのですね。 インターネットやSNSの浸透で、より早く、より膨大な量の情報、そして人へのアクセスが可能になりました。 その中から種々選択する毎日に追われ、現代は、情報化社会から選択社会になったかのように感じてしまいます。 令和が始まったそんな時代、我々も不動産という仕事を通じて、皆様にとっての「良き友」に少しでも近づくことができるよう、努力して参りたいと思っております。
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