令和地建株式会社
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2020年07月18日
本日のコラム

一喜一憂せずに「塞翁が馬」

昔、中国北方の国境近くに住む老人(塞翁)の馬がいなくなった。人々が気の毒がると、老人は、「なに、今に良いことがあるよ」と平気だった。
やがて、その馬は駿馬(しゅんめ ❇︎足の早い優れた馬)を連れて戻ってきた。
人々が「よかった、よかった」と祝うと、老人は、「今度はこれが不幸の元になり、何か悪いことが起きるかもしれない」と喜ばなかった。
案の定、その馬に乗った老人の息子が落馬して足の骨を折ってしまった。人々が見舞いに行くと、老人はまた、「これが幸福の元になるだろう」と平気だった。
一年後、胡軍が大挙して攻め込んできて戦争となり、健常な若者たちはほとんどが連れて行かれて戦死した。しかし、足を折った老人の息子は、兵役を免れたため、戦死しなくて済んだ。

中国前漢時代の『淮南子』という書物の、人間訓に由来する故事成語

「人間万事塞翁が馬」

にまつわる、とても有名なお話しです。

改めてご紹介するまでもないほど、至る所で目にする成語で、これを座右の銘にしている方も多くおられます。
最近ではノーベル生理学・医学賞を受賞した山中教授が好きな寓話として高校生向けの講演でお話されたことでも話題となりました。

日常で起こる良いことも悪いこともそれを受け入れ、一喜一憂せずに前に進んで行くこと

の大切さを説いたお話ですが、せっかく良いことがあってもそれを喜んじゃないけないのか、というと、そういうわけではもちろんございませんw

喜んでも良いですし、落ち込んでも良いのです。

問題は、それで一喜一憂して取り返しのつかないような極端な行動を取らないこと。
良いこと・悪いことは因果関係で繫がっているものだから、心は冷静に、足元を見失わないように、将来に備えましょう、ということではなかろうかと思います。

もっと故事成語にお詳しい方がいらっしゃいましたら是非話題として取り上げて頂きたいですが、私の座右の銘「人生プラマイゼロ」も、同じようなものです。

世の中は「何かを取れば何かを失う、何かを失えば何かを得る」ような、絵に描いたような対比構造になっていて、それを突き詰めると他人との比較より、自分の過去現在未来の時間軸で物事の良し悪しを捉えた方が、世の中がよりスッキリ見えるような気がします。

自分自身がとてもユニークな存在で、それは他人も同様で、それぞれがとても個性的で自己の世界観で生きてることを考えれば、例えば車で車線を譲ることも、

自分は時間をロスした
相手は時間を獲得した

と考えるのではなく、

自分は他人に時間を与えて幸せにしたことで、自分の心が満たされた

と捉えれば、同じ事象でも真逆の感情が生まれます。

単に時間やお金という数字で測るのではなく、そこに感情の概念を入れると、時間をロスしてもプラスの財産もあるので、プラマイゼロ。

「Gotoキャンペーン」が大変なことになってますが、東京は集団欲求の究極のような場所で、仕事もエンタメもインフラも、量・質共に間違いなく日本一。

でもウイルスや自然災害時には脆く、プラマイゼロ。
東京人はなかなかそれを認めようとはしませんがw(実際に住むとそうなります)。。

現実、得た便益と失うLOSSは相対的で個人の価値観とは違う次元でプラマイゼロとなってしまうのです。

これは宇宙の法則のようなものなのでしょうか、必ずと言っていいほど、そうなります。

なので、結局大事なことは、日本全国どこにいても、

日々を懸命に生きる中で感じる喜びを幸せと感じること

なのでしょうかね。

また、この故事成語「人間万事塞翁が馬」も、そういうことを言ってるような気がします。

というわけで、今回、書道家の先生にお願いして、このホームページのために特別に書いてもらいました。

「一喜一憂しない」とは、先ほども書いたように、「喜んじゃいけない、憂いてはいけない」ということではなく、過度な感情に伴う極端な行動は取らない、ことを意味します。

「人間」(じんかんとも読みます)の部分は、「一事」に置き換えました。

これは、「人間」とすると人間自身に主体性が伴いますが、「一事」にすることで、主体性は事物になります。

不動産を扱う立場のものとして、家そのもの、また、土地やそこに生える木や石にも「塞翁が馬」という気持ちを込める意味で、こちらでお願いしました。

お子さんの命名書や年賀状、看板から印刷物まで、色々と対応してくれます。

ホームページは現在作成中とのことなので、お問い合わせの際はこちらから言って頂ければ、お繋げします。

(もちろんですが、仲介料・紹介料などは一切いただきません)

というわけで、政府は今日も元気に「Gotoキャンペーン」で騒いでおられるようですが(「東京通過の旅行は補助…GoTоトラベル、22日から開始」)、

私は努めて心穏やかに、少しでも良い物件がご紹介できるよう研鑽を積んで参りたいと思います。

それでは。

この記事を書いた人
薙野 秀貴 ナギノ ヒデキ
薙野 秀貴
お釈迦様の有名なエピソードですが、ある日弟子が「良き友を得ることが聖なる道の半ばだと思えるのですが?」と訪ねたのに対し、お釈迦様は「道半ばではない、聖なる道の全てだ」と答えたそうです。ここで言う「良き友」とは、人生上で起こる様々な苦しみや悩みから解放してくれ、同時に学びや喜びを共感してくれ幸せを気づかせてくれる存在です。それは時に上司だったり部下だったり、先生だったり師匠だったり、旦那さんや奥さんであったりするかもしれません。それをお釈迦様は人生で最も尊重しうる「友」としたのですね。 インターネットやSNSの浸透で、より早く、より膨大な量の情報、そして人へのアクセスが可能になりました。 その中から種々選択する毎日に追われ、現代は、情報化社会から選択社会になったかのように感じてしまいます。 令和が始まったそんな時代、我々も不動産という仕事を通じて、皆様にとっての「良き友」に少しでも近づくことができるよう、努力して参りたいと思っております。
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