安心はできませんが
朝から心なしか車も増えたような感じがしましたが、緊急事態宣言が今日、多くの都道府県で解除されるようです。
これに伴い、各業種で営業再開に向けた準備が慌ただしくなってるようです。
基準は、「10万人あたりの新規感染者数が0.5未満」だそうですが、検査数や発表のされ方で印象は大きく異なりますので、2波3波も覚悟しておいた方が良さそうです。
また、今回解除されない都道府県に関しては、引き続き「自粛を要請」ですので、まだまだ厳しい戦いが続きます。
さすがに「通販で弁当を買う」わけにもいかないので、そういった業種には国や各自自体から補償をすべきでしょう。
そもそも緊急事態宣言というのは「改正新型インフルエンザ対策特別措置法(特措法)に基づく宣言」のことで、これが発令されると、いかにも国家の非常事態で国家の存続が危ぶまれたかのような報道をマスコミが一生懸命、”ウイルスのドUP写真”などを使って行なっておりましたが、報道の仕方でいかようにも左右できる世論というのも、どうにかならないものかと思います。
自分で考えて自分の責任で行動する、自助も公助も共助も自らの判断で利他の精神で、という、人間の最低限の大原則が、失われてるような気がします。
自粛警察はその典型で、おそらく自分で何を言ってるのか、それがどういう意味合いをなすのかも、自覚できてないのだと思います。
昨日、海沿いを車で通過してたのですが、付近の駐車場は未だに封鎖されておりました。
役所にその理由を聞いたところ、
風でウイルスが飛んでくるから
とのことでした。
それを吸い込んで発症するのなら、自己責任じゃないでしょうか。
それだったら、風邪もインフルエンザも風疹も結核も飛沫感染するのですから、キリないですよね。
この新型コロナの「非常事態宣言」というものは、国から県への要請ができるという法的根拠なのですが、県からのものは「お願い」です。さらに各市町村から出てるものは「国や県が言ってるから」です。
それで民間は理不尽な苦しい思いを強いられ、それを、マスコミ報道が担保するのが、今の日本の姿です。戦前から変わってないですが。
<報道の信頼度>
NHKと新聞 69%
民放テレビ 62%
インターネット 49%
今回の報道がずっと「欲しがりません、勝つまでは」と被るのですが、世論の誘導でいかようにも国の行く末が変えられるのは、非常に怖いです。
さらに最近ではYouTubeやSNSを使って、誰でもいつでも情報発信ができ、
全国総マスコミ化
してます。
芸能人のスキャンダルでも、一昔前は人目につかないようなところでコソコソやってたようなことでも、最近では、誰かがスマホで撮影して投稿するや、瞬く間に拡散。
投稿の仕方次第では大スキャンダルにまで発展し得ますので、戦々恐々です。
テレビ番組も、コンプライアンスやらNGワードやらが多くなり、出演者が少しそれに逸れた発言でもしようものなら、視聴者とスポンサーから大バッシングの雨あられ。
芸能界引退まで追い込まれます。
でも、あれだけ面白かった志村けんさんの70〜80年代など、今だとめちゃめちゃコンプラ違反ですw
それは、良くも悪くも大衆の力でメディアという作用が大きく世論に反映したから、ではないでしょうか。
ロンドン大学の心理学者の、クリス・フレンチ教授の言葉で、
「自分たち人間は、物事にパターンや規則性を見出すのが得意だ。しかし時にそれをやりすぎて、特に意味も意義もないところに、意味や意義を見つけた気になってしまう」
というものがあります。
また、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)のサラ・ホボルト教授は
「自分の集団に帰属意識を持つと、対立集団の人には一定の敵対心を抱くことになる」
このような、人間の心理作用で、マスコミやSNSによる情報は肥大化するのです。
2波3波も、起こそうと思えばいつでも起こせそうな、そんな風潮を感じます。
数字はいくらでも作れるので、あとは報道の仕方次第ですから。
今回で安心せず、いつでも(何らかの力が働いて)また危機が訪れることを意識して、日常の生活を営むようにしたいものです。

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