アフターコロナを占う
王丸の交差点のステーキ屋さん「シャロン」が閉店してました。
まさか、このコロナ騒動後は、ステーキも家で食べなきゃいけなくなるのでしょうか。
味もさることながら、店の雰囲気やサービスも楽しみで行くものだと思うですが、何でもかんでもStay Homeは、疲れますね。
さて、アフターコロナはどういう世界になるのでしょうか。
前回は、「5Gが浸透して、スマートシティ化が進む」と「日本の企業や土地が海外に買われる」について妄想しました。→アフターコロナを考えてみました
あまり詳しく突っ込んだことは分からないので、あくまでも個人的な妄想の範囲ですが…
地方への分散が進む
これについては、学者先生らやユーチューバーさんも語っておられますので、妄想という枠にはならないのかもしれませんが、そもそも今回のウイルスによる騒動、鎌倉時代の人口が800万人ぐらいの国であれば、こんなに全国的に感染拡大してないでしょう。
仮に日宋貿易で博多にウイルスが持ち込まれたとしても、おそらく疫病とかで一部恐れられるぐらいで、その一帯で自然と収束。
と言うか、人の行き来自体が盛んでないのと、情報そのものも全国に伝達しないので、仮にそういったウイルスが国内に入ってきてたとしても、書物などの記録には残らず、普通の病で体調崩した、亡くなった、ぐらいのことで、消えて行くのでしょうね。
この時代、それより飢饉の方が恐れられたようで、それどころではなかったのかもしれないです。
インフルエンザ自体、日本に入ってきたのは、江戸時代後期。
そのインフルエンザも、世界では紀元前のギリシア時代から記録が残っているそうですが、時代とともにその性質を変え、有名なところではスペイン風邪と言われる1918~19年の世界的な大流行。日本での死者は30万人ぐらいと言われてます。
その頃から日本でも大流行を十年に一度ぐらいの割合で繰り返してきてたそうですが、都市部への人口集中と、世界的な人口の移動も時代とともに進んでいきます。
そうすると、こういうウイルスの拡散もそれに応じた広がりを見せることになります。
「新型」のウイルスは、毎年のように発見されてるので珍しいことではないのですが、今回のは特に、
①モノから人への感染力が強い
②重篤化するときの速度が早い
③無症状感染者が多い
この3点セットが非常にタチが悪いのです。
この性質で、出口戦略が取りづらい、自粛を余儀なくされる、他に病床数の問題など、毎年流行るインフルエンザとは違う怖さが世の中にパニックを起こしてる、と言えそうです。
政府も対策に手こずる中、緊急事態宣言の休業要請が、26の自治体(都道府県)で緩和されるようです。
新型コロナウイルスの感染対策を重点的に実施する「特定警戒都道府県」に指定されていない34県で、店舗や施設への休業要請を緩和する自治体が26県に上ることが朝日新聞のまとめでわかった。このうち8県では全面的な解除に踏み切った。政府の基本的対処方針が改定され、「地域の実情に応じて判断する」とされたことから、感染対策を進めながら経済の回復を模索する動きだ。(朝日新聞より抜粋)
緩和されるだけでなく、解除される県もあるようですが、この記事を見て分かるように、そういう地域は、人口が少ない県ばかりです。
当たり前と言えば当たり前ですが、人々が効率性や豊かさを求めて結集した地域ほど危険地帯となり、それを求めてない地域ほど安全地帯になっているという皮肉な傾向は、ウイルスから何かを教えられてるような気が、しないでもないです。
人はもともと集団で生活してきた生き物で、群集心理というものもDNAに深く刻まれておりますので、それ自体を否定はできないのですが、過度になると危険。
東京は世界一の人口密度となり、「東京一極集中を緩和しよう!」と言いながら一方で、上にも下にも道路が増えて、線路も増えて行く。インフラが整えば、またその分そこに人口があつまりビジネスの場として効率性を増す。この矛盾を繰り返していく中、官僚や政治家の利権が複雑に絡み歯止めが効かなくなったのがこのところの東京、日本だったと思います。
そこにきて、このウイルスの蔓延状況は、何かの警告のようにも見えてきます。
仕事が止まり、交通が遮断されると、本当の豊かさやお金の価値とはなんなのか、今一度考えさせられる機会なったように思います。
安全保障上の面も含め、地方への官公庁の移転や大規模工場の移転などが進んでいけば、人口が日本全体の満遍なく広まり、それにつられるようにインフラ整備も全国に広がっていけば、より強靭化が進むのではないかと、妄想しました。
それでは今日はこの辺で。おやすみなさい(-_-)zzz

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