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2020年05月05日
本日のコラム

江戸に学ぶ「仁」

GW真っ只中!本日も道の駅むなかたは大変な大賑わいだったようです。

「自粛の要請」という、日本語的に矛盾することを堂々とテレビを通じて言うわけですから、政府要人の知見、見識も大したものでございます。

そういえば、昨日、2010年頃に話題となったドラマ「JIN-仁-」の再放送の最終回でした。

「史上最高傑作」「ドラマ史上、名作の中の秀逸作品」など、当時から大変評価が高かったのですが、私は観たことがなかったので、今回の再放送を「自粛中」にじっくりと観させて頂きました。

感想は色々あるのですが、ネタバレになってしまうと良くないので中身的なことは触れないでおきますが、何と言っても印象的だったのが、江戸時代の日本語の美しいこと。

これには改めて驚きました。

このドラマ、原作は漫画(!?)だと思うのですが、タイムスリップ系のものなので大体の予想はついていたのですが、いい意味で意外だったのが、江戸時代の文化に結構触れることができるんですね。

江戸自体と言っても後期ですが、江戸の町並みや、そこに住む人々の様子が、結構リアルに描かれてたと感じました。

もちろん、実際の江戸を知らないので定かではないですが、言葉遣い含め、昔は持ち合わせていただろう”日本の心”みたいなものが随所に出てくるので、こういうコロナ禍、世界の中の日本という立ち位置で政府の対応や国民の行動を見てると、考えさせられるものがありましたね。

ちなみに江戸時代の識字率については諸説あるようで、70%とも90%以上とも言われます。当時、産業革命真っ只中のイギリスやフランスで20%〜30%と言われてますので、この数字は驚きです。

しかも今のひらがなや漢字と違って、当時の読み書き、特に漢字や言葉の言い回しはとても難しいように感じます。

富裕層は寺子屋で6歳頃から学べたようですが、貧困層でも、近所のお坊さんやお医者さんなどが子供達を集めて教えていたそうですので、それがまた近所付き合いの源泉にもなりえて、災害時などでも自助公助共助の礎にもなったんでしょう。

また、言葉遣いの他にも他人に接する態度目上の者に対する礼儀謙虚な姿勢や利他の精神など、現代の日本人が忘れているものを思い出されてくれるシーンがたくさんあったので、とても良いタイミングでの再放送だったのではないでしょうか。

さて、今の日本はというと、

政府は「自粛を要請します。補助金は出し惜しみます。」

国民は「自粛をしてない店はSNSを使って汚い言葉で総攻撃」

道の駅やスーパーでは「激混みで買い占め」

 

う〜ん、どう考えれば良いのでしょう。

 

【緊急事態宣言延長「断腸の思い」 新型コロナ、家賃支援に全力 安倍首相会見】

前略) 首相は「現時点でまだ感染者の減少は十分なレベルとは言えない」と指摘。収束に向けては「退院を下回るレベルに新規感染者を減らす必要がある」とし、東京、大阪など13都道府県で8割の接触削減を続けるよう協力を要請した。
今後の対応に関しては、今後2週間を目途に事業活動再開のためのガイドラインを策定する考えを表明。家賃支援とアルバイト学生支援について「速やかに追加的な対策を講じる」と述べた。(後略 時事通信社より)

昨日の会見、やたらと「絆」や「助け合い」を国民に求めるセリフが多かったように思えますが、そういうものは政府がお願いすることではなく、国民が自発的に行うもののように思います。

安倍さんも、この舵取りが大変なのは分かりますが、抽象的で日本人が喜びそうな言葉を並べて取り繕うのではなく、行政のTOPとして大きな判断をバスっと(予算など)。あとはそれぞれの自治体に任せてしまう方が、良いのではないでしょうかね。

例えば、宗像市では持続化給付金は30万円ですが、福津市は10万円です。姉妹都市のように近い関係のこの2つの自治体でされ、これだけ違うんですから。

私もこの「自粛要請」の機会を使い、「仁」について、改めて見識を深めて参りたいと思いました。

仁:思いやり。いつくしみ。なさけ。他人と親しみ、思いやりの心をもって共生 (きょうせい) を実現しようとする実践倫理。

この記事を書いた人
薙野 秀貴 ナギノ ヒデキ
薙野 秀貴
お釈迦様の有名なエピソードですが、ある日弟子が「良き友を得ることが聖なる道の半ばだと思えるのですが?」と訪ねたのに対し、お釈迦様は「道半ばではない、聖なる道の全てだ」と答えたそうです。ここで言う「良き友」とは、人生上で起こる様々な苦しみや悩みから解放してくれ、同時に学びや喜びを共感してくれ幸せを気づかせてくれる存在です。それは時に上司だったり部下だったり、先生だったり師匠だったり、旦那さんや奥さんであったりするかもしれません。それをお釈迦様は人生で最も尊重しうる「友」としたのですね。 インターネットやSNSの浸透で、より早く、より膨大な量の情報、そして人へのアクセスが可能になりました。 その中から種々選択する毎日に追われ、現代は、情報化社会から選択社会になったかのように感じてしまいます。 令和が始まったそんな時代、我々も不動産という仕事を通じて、皆様にとっての「良き友」に少しでも近づくことができるよう、努力して参りたいと思っております。
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