宗像市方面は、先週末から週明けにかけて、大変な雨になりました。
被害に遭われた方に対して一刻も早い復旧をお祈りいたします。

宗像市は山田川や朝町川、八並川などを支流にもつ二級河川ですが、宗像市自体が比較的低地なので、弥生時代あたりから農業が盛んに行われ、多くの人が定住するようになったそうです。

ただ、度々氾濫を起こしてるそうで、昭和34年の大水害では八並川で氾濫を起こし、その時は自衛隊が出動したそうです。江戸時代にも水害の記録が残されてるそうですが、ここ最近の豪雨は更に酷くなってるような気がします。
つい2〜3年前も、旧3号線田熊付近が浸水してたような記憶がありますが、原因は「線状降水帯」と言われるものです。
この呼び名自体、最近のものではありますが、今回の豪雨、「線状降水帯」の原因は、フィリピン沖の台風とインド洋から偏西風に乗って吹き付けてくるモンスーンにより、強い高気圧の縁を回ってくる水蒸気が上昇気流で押し上げられ、それらが継続的に積乱雲を作ったものと見られてます。

詳しい解説はこちら↓

宗像市は山を住宅地にした団地が多いので、そういった所の高台部分は浸水などの被害はほぼなかったようですが、標高(海抜)が5m前後しかないような場所は、付近の川や用水路が氾濫し、大きな浸水被害となったようです。

現在売り出し中の「宗像市樟陽台2丁目」の売家は標高が20m超あり、被害もほぼなかったとのことでした。

高台は、歩いたり自転車だったりすると少々疲れますが、こういう災害には強いですね!
駅までは距離がありますが、その分のどかで風通しも良く、閑静な住宅街となってます。

宗像市の標高の確認はこちらから

今回の豪雨で、下水管や水道管への影響も心配されます。
宗像市としても、そういったインフラ関連の点検、整備を早急に進めて欲しいものです。

「これぐらいなら大丈夫だろう」という正常性バイアス、「周りと同じ行動をとってしまう」同調性バイアスが、災害時に危険をもたらします。
今日は一転、猛暑日となっておりますが、くれぐれも普段からの備えを!

Fudousan Plugin Ver.6.0.1