寒ブリ・寒ヒラマサの季節になりました。
我々、アングラーにとっては年に数ヶ月のチャンスをものにすべく、日々研鑽に励んでいるのですが、今シーズンも残り1ヶ月を切ったように思います。
ブリやヒラマサといった大型の回遊魚は、水温が下がるにつれて南方へ移動します。
そして春ごろ、産卵のためにまた沿岸の方へ移動してきます。
宗像市や福津市方面では10月ごろから接岸してきて、神湊漁港や鐘崎漁港、釣川の河口付近や波津漁港などに餌となるイワシやアジを求めてやって来ます。
ちなみに釣れやすくなるのは小さな”イワシ”を捕食してる時です。
何故かというと、これらは追われると表層付近に逃げるだけで、捕食する側としてはまとめてガブっと、比較的楽に食べられるんですね。
アジという魚は、割と縦横上下と、縦横無尽に泳ぐので、なかなか食べづらい。
そういうこともありまして、ルアーで青物系を狙ってるアングラーにとっては、「今、何を捕食してるのか」の見極めが大事なんです。
水温が高すぎても低すぎでもダメで、しかも餌となる小魚が接岸してる時、これらの条件を満たすのが、9月下旬頃〜1、2月まで、ということになります。
今シーズン、現在の時点で水温は13度後半。今週の寒気でまた若干下がりそうな感じもしますが私の経験では1度ぐらいまではなんとか接岸してきてくれます。
というわけで、まだチャンスあり(!?)かもしれませんね。
多い時は漁港付近のベイト(餌魚)を狙ってやって来てくれますが、基本的に海水温は深い場所が高めになってますので、必然的に冷たくなるにつれ沖の方へ出なくてはなりません。
宗像市神港からは「幸栄丸」という瀬渡し船が出ておりますので、そちらを前日までに予約して、朝から出航。宗像市大島周辺の磯へ下ろしてもらいます。
この時期は寒いのでそれなりの装備が必要です。逆に、秋頃は暑くて脱水気味になるので、結構過酷な釣りになります。それでも、ある程度の準備をしていけば、海のハイキングのような気分になりますのでオススメです!
ただし、磯は思うよりも足場が悪く、落ちると危険極まりないので、最初は波が穏やかな時から始めて、慣れてる方と一緒に行くなどして徐々に体を慣らしていくのが良いかと思われます。
こちらは先日、久々に当たったヒラマサ。
大きさは80cm弱なので、これぐらいであればスッと上がります。
問題は、宗像市近辺でも1m、10kgを超えるような大物が来たときなんですが、私の場合はほとんど一人で行くので、魚とのバトルがなかなか難しいんです。
こちらは昨年の今頃書いた記事ですが、たまたま同じ磯に上がった方に手伝ってもらうことができたので、1m弱のヒラマサをキャッチすることができました。
嬉しそうな顔してますね(^。^)笑
昨年はこの後、2月の中旬ごろまで釣れてた記憶がありますので、まだ間に合います!
道具を揃えるのにも要領がありますの、始めてみたい方は遠慮なくお問い合わせください。(あまり詳しくないかも、ですが。。)
というわけで、魚が美味しくなるこの季節、貴重な海の恵みとマイナスイオンを頂いて、寒い季節を乗り越えたいと思います♪