2021-07-14

今朝の釣川の様子

長く続いた雨もようやく止みました。

昨日の記事(「線状降水帯とは」)でも書きましたが、「線状降水帯」自体は昔からあるもので、宗像市でも大雨による釣川の氾濫が「ここ数十年で一度だけあった」そうです。その時は、「今の東郷橋のセブンイレブン前を船が通過した」そうで、宗像市役所方面へ流されていったとのことでした。

恐ろしいですね。。

昨夜は宗像市でも道路が一部冠水しましたが、周囲と比べて少しでも低いような場所や、川の近くは水が溜まりやすく、車の走行も危険になります。

ただ雨水が流れ出してるだけであればそうでもないのですが、危険なのは河川の氾濫と土砂災害です。

流れ出た流木が家や車を押し流し、それに人が巻き込まれるパターンです。

宗像市東郷橋付近の標高図

福津市光陽台付近の標高図

もともと田畑であったところは地盤が緩かく、水が染み込みやすくなっていたりするので、ご自宅やよく通る道がどのような地形なのか、ある程度把握しておくと良いと思います。

ハザードマップポータルサイト

福岡県土砂災害警戒区域等マップ

福岡県津波災害警戒区域の指定について

福岡県高潮浸水想定区域図について

福岡県管理河川の洪水浸水想定区域図について

宗像市Web版防災マップ

国土地理院(電子国土Web)

まずは知りたい住所を入力します。

旗マーク横の「住所地」を押すと、

国土地理院(電子国土Web)

このように出ます。

「宗像市東郷」で入力したので、東郷〜田熊付近が出てますが、

この画面の左上に、「地図」というアイコンがありますので、それをポチッと。

国土地理院(電子国土Web)

色んなボタンが出てきて分からなくなった時は、上図の矢印の「パンくず」で「トップ」を押せば、この画面に戻ります。

地図と標高を重ね合わせたい時は、

国土地理院(電子国土Web)

「標高・土地の凸凹」を押して、「福岡県」を押すと、「選択中の地図」が2つになります。

ここで、「福岡県」の「透過率」を上げていくと、重なり合った地図の「標高・土地の凸凹」の方が薄くなっていき、標準地図が見えてきます。

これで、大方の標高や周りとの高低差がわかります。

まだ完全に行き届いてないサイトですので、途中、分からなくなれば先ほどの「トップ」で最初に戻ってやり直せば、なんとなく分かってきます。

このサイトの便利なところは、過去の航空写真が見れるので、「もともとどういう土地だったかが伺える」点です。

「地図・空中写真閲覧サービス」

こちらの方が、より具体的に過去の航空写真が確認できます。

おそらく、今後少しずつ改善されていくと思いますが、とりあえずはこの辺りのサイトを使い分けて、標高や付近との高低差、過去の浸水歴、浸水想定区域、避難場所などを確認しておけば、いざという時に適切な行動が取れると思います。

宗像市「釣川」の浸水想定区域はこちら

福津市「西郷川」浸水想定区域はこちら

釣川水系はこちら

西郷川水系はこちら

また、気象庁のこちらのサイトではリアルタイムの災害状況、危険度情報が見れますが、詳細な地図までは乗っておりません。

ご自分の市町村にどのような警報が出ているか、などは、

大まかな場所ごとに把握することはできますので、是非ご活用ください。

気象庁HPより

「新型コロナ」がまだくすぶっておりますが、「Stay Home」が推進され「自粛」ばかりやって経済が止まり供給能力を失うと、自然災害時に脆くなります。

日本という国土では、分散して住むことで安全保障(防災、国防、食料)を保持してきた側面があります。

集中して移住させることを強要すること自体、ナンセンスなのです。

不動産会社の私が言うのもなんですが、

その土地その地域、その人その職業、その人その趣向

に合った場所に住めば良いと思います。
それらが周り回って、国の安全保障が確立されて行くんだと思います。

行政サービスにより、インターネットで災害危険区域などが分かるようになりました。

こちらのホームページでもなるだけそれらを情報提供しようと思いますが、それはあくまでも情報です。それをどう噛み砕くかは個々人次第です。

浸水想定区域=人が住めない

わけではありません。

問題は、「それを知っていたかどうか」の方が、リスクには大きく関係すると思います。

さらに、「対処の方法を想定していたか」です。

今年の夏〜秋、またこのような大雨や災害に見舞われることも十分にあり得ますので、是非お気をつけください。

Fudousan Plugin Ver.6.0.1