2021-05-25
新型コロナウイルス感染症による影響が長期化していることで、収入が減ったり失業したりと苦しい状況に陥ると、生活費はもちろんのこと、ローンの返済に悩んでしまいますよね。
2020年12月に、コロナ版のローン減免制度が開始したことはご存じでしょうか。
そこで今回は、新型コロナウイルス感染症の影響でローンの支払いに悩んでいる方に向けて、ローン減免制度とはどのようなものなのか、概要やメリットについて解説します。
コロナ版ローン減免制度が開始！その概要とは？
コロナ版ローン減免制度とは、「自然災害による被災者の債務整理に関するガイドライン」を新型コロナウイルス感染症に適用する場合の特則のことです。
簡単に説明すると、新型コロナウイルス感染症の影響によってローンの返済が難しくなった人が、ローンの減額や免除を申請できるようになったのです。
対象の債務は、2020年2月1日以前に組んだローンと、2020年10月30にまでに、コロナ対策のために組んだローンで、種類は住宅ローン・事業性ローン、またカードローンなども含まれますよ。
ローン減免制度を利用するメリットとは？信用情報に傷はつくの？
ローン減免制度には、次のようなメリットがあります。
まず信用情報に傷がつかない点が大きなメリットです。
一般的に債務整理は、「信頼を著しく損ねる契約不履行」に当たるため、「信用情報機関」に登録されている個人信用情報に、「事故情報」として登録されます。
しかしローン減免制度の場合は信用情報に登録されないので、生活や事業の再建のために、新たに融資を受けることが可能です。
また住宅ローン以外のローンのみを減免できますから、家を手放さずに負担を軽くすることが可能ですよ。
保証人へ請求されることがない点も、「保証人に迷惑をかけたくない」という理由で債務整理をためらっている方にとってはメリットの一つでしょう。
さらに弁護士や不動産鑑定士など専門家の支援が無償で受けられるので、まずは相談してみてはいかがでしょうか。
ローン減免制度の申し込み方法とは？専門家に相談を！
ではローン減免制度の申し込み方法をお伝えしますね。
まずは融資を受けている金融機関に「ローン減免制度を利用したい」と相談し、同意書を得てから、地域の弁護士会に手続き支援を依頼してください。
金融機関が対応してくれない場合は、弁護士会から依頼してくれますよ。
手続きには専門的な知識が必要ですから、一人で悩まず、専門家に相談してくださいね。
まとめ
今回は、ローン減免制度とはどのようなものなのか、またメリットや申し込み方法についてお伝えしました。
信用情報に傷がつかないことや、専門家の支援が無償で受けられるといったメリットがたくさんあります。
生活を維持することが大切ですから、まずは専門家に相談し、この制度の利用を検討してみてはいかがでしょうか。
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