2020-06-10
福津市宮地浜海水浴場入り口
夜中は酷い雨でしたが、どうやら梅雨入りしたようです。
コロナや経済の低迷は人間の力で何とかできる部分もありますが、天気だけはどうにもこうにもできないですね。
向こう一週間の天気予報は、
11日(木)雨
12日(金)曇
13日(土)雨のち曇
14日(日)曇時々雨
15日(月)曇のち晴
16日(火)曇
17日(水)曇のち雨
18日(木)曇時々雨
ただ、19日(金)以降は晴間が見えてくるそうです。
気温は概ね25〜30℃。来週末から少し涼しくなる予想になってます(気象庁11日発表)。
昨年も台風被害や多めの被害が全国的に多発しましたが、悪天候は容赦無くやって参ります。もちろんコロナがあったからと言って、関係ありません。
このところ特に河川の氾濫による被害が増えてますので、明らかにこれまでの想定外の出来事も起こりるので、数日間の水や食料ぐらいは最低でも備えておくようにした方が良さそうですね。
ハザードマップの浸水想定地域なども一応、頭に入れておくと役に立つと思います。
うちの近くの東郷橋近辺は、
東郷橋付近の浸水想定区域
この部分、堰(水門)がありますので、若干弱くなってますが、+部分は
「浸水想定区域 0.5m未満」
です。
その他、釣川や山田川沿いの住宅地では、2m以上になるような区域はそこまで見当たらないのですが、福津市の西郷川沿い、日蒔野や福間駅近く、あとは河口周辺で1〜2mという場所が見受けられます。
ただこれは「住宅地」の話で、車を運転中に道路が冠水、というようなことも十分に起こり得ます。
これからの季節、台風もやってきますので、今一度お気をつけ下さい。
(参考記事→「改正都市計画法」)
さて、今年の夏は海が賑わいそうな予感です。
「プールのない夏」に現実味…営業断念、相次ぐ 両立困難なコロナ予防と熱中症対策
新型コロナウイルス感染症の影響で、今夏の営業を取りやめるレジャープールが出始めている。感染防止と熱中症の対策を両立させるのが困難なためで、九州では福岡市東区の「海の中道サンシャインプール」や熊本県荒尾市の遊園地「グリーンランド」などが中止を決定。一方、営業を選択したプールには人が殺到する恐れがあり、関係者は頭を悩ませる。水泳の授業中止を決めた学校も多く、早くも厳しい暑さとなる中、「プールのない夏」が現実味を帯びてきた。(西日本新聞)
「宗像ユリックス」の記事でも書きましたが、こちらの施設の「ゆ〜ゆ〜プール」も、今年は休業のようです。
子供達にの楽しみ一つ無くなったような感じですが、かと言って「Stay Home」もこりごりでしょうから、海や山に出向くしかなさそうですね。
そういう点では、宗像市や福津市は自然に近い立地で、地元民しか知らないようなマイナーな海水浴場もたくさんあるので、ご利用されると良いかと思います。
(私は地元民で釣りとサーフィンをかじっておりますので、そのようなポイントはたくさん知ってますが、ここで公表するとまた子供達の夢を奪いかねないので、一応差し控えさせていただきます)
ただ、海の遊びは、とても危険が伴いますのでご注意を!
こちらの事故は2017年に古賀市天神の花鶴川河口で起きました。
目撃者の話によると、2〜3秒で沖に流された、とか。
この付近、私は釣りでもサーフィンでも行ったことがありますが、河口付近はだいたい潮の流れが早いんです。
離岸流と言って、サーフィン言葉では「カレント」などと言ったりしますが、押し寄せた波が陸にぶつかり溜まった水圧が沖に向かって解放され一気に流れ出る現象です。
サーフィンではこれを使って沖に出るのですが、その流れの速いこと!場合によっては普通に歩く速度と変わらないと思います。
またこれ、河口付近以外の、どこにでも発生しうるものです。
見た目には分かりづらく「普通の海面かと思いきや、入ってみると流される」のです。
「2〜3秒で」というのは大げさではないでしょう。中流〜上流の川の流れと思った方が分かりやすいかもしれません。
水面というのは、表面より、水中の方が早く流れてます。しかも水圧が強いので、抵抗しても人間の力では全く叶いません。
人混みを避け、誰もいないようなところで海水浴をする場合は、せいぜい膝〜腰ぐらいが海水に浸かるぐらいまで。
なぜかというと、
海の底は、プールと違い、デコボコしている
からです。「まだ海底に足が付いている」と思いきや、急に深くなっている場所などが結構たくさんあります。波は一定に見えて一定ではないので、部分部分で波が海底を削って、その場所が深くなっているのです。
そしてそこで首あたりまで浸かってしまい、一気に流されるんです。潮の流れが速い場所で首まで浸かれば、もう抵抗できません。
海での遊びで是非気をつけて頂きたいことは、
◆「遊泳禁止」の場所では遊泳しないこと
◆離岸流は河口以外のどこでもあること
◆万が一流された時は、横に向かって泳ぐこと(陸に向かって泳ぐと溺れます)
他にも海底の岩を踏むとか刺してくる魚とか、注意する点はたくさんあります。自然の遊びはとても贅沢なものですが、一瞬で脅威にもなり得ます。
この夏、多くのプールが休業で、自然で遊ぶ機会も増えてくるかと思いますが、「必要以上に密を避けた結果、事故に遭遇する」というようなことがないよう、お気をつけ下さい。
プールと海は、全く別のものですので。