2020-06-07
悪徳業者にご注意を!
石油給湯機が故障した。いつの間にかメンテナンス業者のシールが張られていたので、電話して来てもらったが、状況も聞かず、点検もせずに、これはもう駄目だからと電気のタイプに替えるよう勧めてきた。言われるがままに約66万円で電気温水器を設置する契約をしてしまったが、冷静になって考えてみると、設置業者でもない業者のシールが張られていたことも不審だ。(60歳代 男性)ー独立行政法人 国民生活センターー
勝手に給湯器のボイラーにシールを貼って、業者を装って訪問、あるいは電話をかけてきて、ボイラーの交換や修理を勧めてくるという手口です。
上記は平成22年に実際にあった事件ですが、最近でも「西日本ボイラシステム」という会社でこのようなことがあったようです。
— name (@satopotato1023) YYYY年MM月DD日
不動産業の仕事をしていて、びっくりすることの一つに、
意外と玄関のドアが開いている
とか、
敷地が無法図に開放的されてる
という点です。日本の家屋の敷地は密集した住宅街では狭い場合が多く、特に隣地の間が詰まっていることが多いので、他人が侵入した場合、死角に入りやすくなるという点が問題になります。
例えばアメリカの住宅街の敷地は、平均で100坪ぐらいと言われてますが、日本でいう宗像市や福津市のような郊外だと、平均で200坪以上あります。
それも1軒だけではなく横縦に連なっており、その一つ一つの敷地にガレージと家が建っており、だいたい地下室があります。
庭は芝生が主体で、あまり余計なものを置かないの見晴らしも良く、他人が敷地内に入ってくると目立つのなんの。
ちなみに塀もありません。たまに柵は見かけますが、アメリカの場合、境界は国が決めますので、隣地との揉め事もありません。実に開放的です。
とはいえ、悪いことをする人は、目立とうが目立つまいが関係ないのですが、日本と大きく違う点は、
自分の身は自分で守る
意識が強い点です。
日本は、良くも悪くも横並び。右へ倣えで落ち着く文化(なんかの歌詞にありましたね)。
そのコミュニティ力で、地域が一帯となって防犯しようという考え方ですが、悪い言い方をすれば、騙されるときはみんな一緒に騙されてしまう、という恐れがありますね。
この「西日本ボイラシステム」という架空の会社、実際に同じ名前の会社があるのかもしれませんが、少なくとも、今自分が電気、ガス、水道(井戸の場合)、インターネット系、電話など、どのような会社と契約しているか、今一度はっきり家族内で周知しておいた方が良さそうですね。
思いもよらないところと契約してて引き落としがされていたり、ということもあるかもしれませんので。
何でもかんでも民営化すると、良くなる面もありますが、悪徳を考える人が必ず出てきます。
水道の民営化も囁かれておりますが、そもそも「ライフラインは公営」が原則ではないでしょうかね。
サービスが低下すれば元も子もないですが、宗像市や福津市で、公共サービスの水道を不便と感じたことはあるでしょうか。私は今のところありませんが、これは「宗像地区事務組合」という、地方公共団体の組合が管理・運営しております。
これが完全なる民間企業になるとどうなるか。
最近では電気会社の民営化がそうですが、
訳のわからない営業電話
が増えたと思いませんか?過当競争になるので当然です。
そこで何かにサインさせられて、いつの間にか銀行から引き落とし。
蓋を開けてみれば、私の大嫌いな「○年間のリース契約」。これ、最悪です。
一旦契約すれば、その会社には契約した○年間、放っておいてもずーっとお金が入ってくる仕組みです。
もちろん、複合機などのように、
メンテナンス等で、そのようにしなければ都合が悪い
という業種や機械もありますが、放ったらかしにされる場合も、少なくありません。
(個人的には、Wi-Fiの○年縛りというのも、消費者契約法に抵触してるのではと思ってますが…)
今時、簡単に会社は作ることができます。
民営化や規制緩和も、政府は影でこそこそ進めてます。
(最近では種苗法など→種苗法改正の何が問題なのか 種苗法って何? 種子の知的財産権と農民の種子への権利)
本記事は、たまたまTwitterからの情報ではありますが、実は10年以上も前からこのボイラー詐欺は起こっているそうで、未だに止まらない「オレオレ詐欺」同様、ご本人様はもとより、ご家族の方も含め、今一度十分にご注意なさってください。