平成29年6月に成立した「住宅宿泊事業法」いわゆる「民泊新法」により、今では宿泊業界に様々な会社が参入し、それぞれのアイデアが取り込まれるようになりました。
先日、出張で福岡市内に一泊したのですが、利用した宿泊施設のクオリティにとても驚いたので、少しご紹介させて頂きます(^。^)/
泊まったのは東邦ハウジング株式会社が運営する「東邦ホテルゾンク春吉」。
最近のビジネスホテル系では多くなったいわゆる「無人ホテル」です。
もちろん緊急の際はインターフォンで対応してくれますが、当日のわずらしいチェックインも事前にネット上で済ませることができ、部屋の案内などの手続きも館内にある画面に従って簡単に操作することができます。
そこで部屋番号と暗証番号が表示されるので、スマホでパシャっと写真を撮り、あとはドアにあるボタン式玄関鍵に入力するだけ。
入ってしまえばオートロックなので、鍵を失くす心配もありません。
これがとても便利で、出先でもスマホのバッテリーだけ気にかけておけば大丈夫なので安心です♪
写真だと分かりづらいのですが、こちらは10〜12帖ほどはありそうなLDKをリフォームしたお部屋。
奥にダブルベッドとベッドソファーがあり、この部屋だけでものんびりできますが、なんと別のもう一つのお部屋にダブルベッドが2つ!!
しかも空調もクローゼットも付いてました\(^o^)/(一人での宿泊だったので使ってはおりませんが)
床はカーペットで壁は白と紺基調で、ブラインドもリゾート風のものに変えてあります。ベッドのスプリングの質はそこそこのものですが、寝てしまえば分からないので十分♫ シーツや枕も綺麗に洗濯されていたのでバッチリです!
これで合計10人ぐらいまで宿泊できるようですが、さすがにお風呂とトイレが混雑しそうですね(^。^;;笑
このような海外風にリフォーム・リノベーションすると、同じお部屋でもかなり印象が変わります。
マンションやアパートなどの賃貸物件でも、外側はなかなか変えづらい部分がありますが、内装を少し変えることで募集の反応が変わったりもします。
不動産業者がお部屋の写真を撮る際も、他と違う部分があった場合は、そこを強調して撮って、なるだけ見てる人の「目を引く」ように掲載しますので、少しのリフォームでも、大きなリノベーションでも、お部屋ごとにコンセプトを変えるなどしてみるのも面白そうですね♫
外のベランダも野外テラス風になってました。
通常住む場合は洗濯物を干さなければならないスペースではありますが(笑)
賛否両論が巻き起こる「規制緩和」ですが、98年ごろから金融ビックバンと並行してさまざまな業種で進められてきました。
外資や民間企業の参入障壁を低くすることで、新しい産業の創出や雇用の流動化を促すなどの目的があるのですが、一方で、移民や賃金の低下などの問題点もあります。
ただ、今回紹介させていただいた「東邦ホテルゾンク春吉」のような、これまでの既存のお部屋をリフォーム・リノベーションして、ちょっとした海外旅行にでも来たような気分にさせてくれるアイデアや、無人化によって手続きがスムーズになり、より宿泊しやすくなるような規制の緩和は、素直に有難いなと感じます。
今回のこちらの宿泊費、なんと一泊5700円☆
これは空室の状況によって変わるので、毎回のことではありませんが、今回はたまたま安く泊まることができました\(^o^)/ワーイ
その分、他のことで出費が嵩んだので結局はプラマイゼロのような気がしなくもないのですが。
ちなみに、外資や民間企業からの参入障壁が下がることで、もともとあった業界の収益を圧迫し、より株主資本主義化が進んでしまうという、規制緩和の問題点があることも忘れてはいけませんねm(_ _)m