2021-10-18
土地の売却を検討する際、全部ではなく一部のみを売りたいと考えている方が多いと思います。
実際、土地の一部を売却することは可能なのでしょうか。
具体的には、分筆の方法を利用して土地を分けて売ることが可能なので、この記事で詳しく解説していきます。
不動産売却における分筆とは?
分筆とは、1つの土地を登記簿上で複数に分けることを意味します。
たとえば、古くから所有している土地には、現在は使われていない部分があることが多く見られます。
その場合、分筆すれば使用していない部分のみ売却することが可能です。
なお、別の土地として取り扱われて、地番も異なることが特徴です。
不動産売却においては、上記の特徴を利用して一方の土地を自由に売ることが可能なので、売買活動しやすくなると考えます。
また、似た言葉に「分割」がありますが、登記簿上は同じ土地として取り扱うことが異なります。
分筆のメリットを覚えておけば不動産売却に役立つ!
ここからは、メリットについて解説します。
不動産を異なる目的で利用できる
土地は、使用目的を決めなければならず、決められた目的以外に使用する場合は、地目の変更が求められます。
地目とは、宅地や畑など用途によって区分されたものです。
分筆すれば、異なる目的で不動産を使用できるためメリットが大きいとされます。
税金が安くなる可能性がある
大通りに面している土地は、税金が高くなりがちです。
この場合、土地を2つに分けることで、大通りに面していないほうの土地の税金を下げられる可能性があります。
このようなメリットを押さえておき、不動産売却に役立てましょう。
不動産売却時に分筆をおこなう方法
最後に、分筆をおこなう方法をご紹介します。
まずは、土地家屋調査士への相談が必要です。
その後、下記の流れで分筆が進められます。
●公図、地積測量図、登記事項証明書、確定測量図の確認
●現地調査
●境界確定測量
●分筆案の作成
●境界標の設置
●土地分筆登記(書類の申請)
上記の方法で、手続きが進められます。
なお、手続きにかかる期間は、境界性確定測量が済んでいれば2週間から1か月、済んでいなければ1か月から4か月です。
ある程度の時間を要するため、余裕を持って準備しておきましょう。
また、上記の方法をご自身でおこなうには、専門的な知識が必要です。
そのため、土地家屋調査士などの専門家へ依頼することをおすすめします。
まとめ
分筆とは、一つの土地を複数に分けることです。
この記事でご紹介したメリットと方法を覚えておき、不動産売却に活用してみてください。
私たち令和地建は、宗像市を中心とした売買物件を取り扱っております。
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